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兵庫県立美術館
ギャラリー
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 1月 08日

Copyright © Hyogo Prefectural Museum of Art

2002年4月、神戸市東部臨海地区に整備された新都心HAT神戸の一画に開館。1995年に発生した阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、子どもから大人までが楽しめる多彩な企画展、コレクション展、教育プログラム、イベントなどを年間通じて開催している。

コレクションは、前身である兵庫県立近代美術館から引き継いだ彫刻、版画、兵庫ゆかりの洋画・日本画、近現代美術など約8000点を収蔵し、さまざまな活動の基盤として活用されている。 開館時から収集と展示の中核に据えてきたのは、国内外の彫刻作品である。ロダン、ジャコメッティ、ムーア、柳原義達、舟越保武、佐藤忠良、堀内正和など、系統的に20世紀彫刻史の流れを一望できる充実した作品を有することで知られている。

また、常設展示室には兵庫ゆかりの洋画家である金山平三と小磯良平の展示室を設け、遺族や関係者から寄贈を受けた数多くの作品を公開している。

現代美術では戦後の関西で重要な前衛美術運動を展開した「具体美術協会」のリーダー吉原治良をはじめとする初期メンバーの作品を数多く所蔵。1986年には「山村コレクション」が一括収蔵され、近年では西脇市出身の横尾忠則の作品を大量収蔵し、現代美術コレクションが充実している。また、常設展示室内における小企画展として、現代美術作家による企画展が開催されるなど、現代美術の最新の動向にも触れることができる。

建築は安藤忠雄により単純明快な構成と複雑多様な空間を有する美術館建築である。美術館入口から展示室へと向かう導線上にスロープや円形テラス、吹き抜け空間が配され、美術作品との出会いの期待を高めてくれる。また、展示室を囲むガラス張りの廻廊や目の前に広がる海と巨大迷路のような建物は風景と一体となり、訪れる時間や季節によって光の表情が変化する様を見ることができる。その独特な空間は、建物に迷うことさえ建築の醍醐味として訪れるごとに変化と発見を訪れる者に提供してくれるだろう。

また、館内には関西では数少ない美術情報センターがあり、美術書籍・資料の調査・閲覧場所として活用したい。ほかにカフェやレストラン、ミュージアムショップもあり、様々な客層・要望に応えてくれる関西圏を代表するアートセンター型美術館である。


所在地: 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
電話: 078-262-0901
開館: 10:00 - 18:00(特別展会期中の金・土曜 - 20:00)月曜休館
ウェブサイト: http://www.artm.pref.hyogo.jp


最終更新 2011年 1月 09日
 

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