版画で使われるスキージで画面を引っ掻くようにタッチを作っていく独特の作風です。油彩を中心に、大作３点、小品数点を展示します。

作家コメント
個展タイトル「灰と緑／Ash and Arbor」
絵画の材料である絵の具をモチーフしている、と言ってよい。
今回は灰色（Ｇｒａｙ）と緑色（Ｇｒｅｅｎ）を基調にし、死の暗喩としての灰（Ａｓｈ）と、生の暗喩としての（Ａｒｂｏｒ）を 対比させた。

野沢二郎
1957年　茨城県生れ。1982年　筑波大学大学院芸術研究科修了
1979年より個展多数。近年は毎年コバヤシ画廊にて個展開催。

主なグループ展に「ノルム展」79年より毎年出品。1992年「ダイアローグ展」茨城県民文化センター, 茨城（93、06も出品）1995年「6つの座標」O美術館, 東京。1997年「VOCA展’97」上野の森美術館, 東京／「バングラディシュ･アジア美術ビエンエーレ」(Honourable Award受賞)オスマニ記念ホール,ダッカ。2000 「現代美術の磁場TSUKUBA2000」茨城県つくば美術館, 茨城。2001年「自然のことば･美術のかたち」日立市郷土博物館, 茨城
2004年「損保ジャパン美術財団選抜奨励展」東郷青児美術館, 東京
2006年「ドローイングをめぐって」茨城県つくば美術館／つくば
2007 個展「草の輪郭／Shape of Grass」アートワークスギャラリー／水戸個展「野沢二郎 三つの絵画」茨城大学五浦美術研究所（六角堂・天心邸）／五浦
2009 個展「雨あがる」ギャラリーしえる／水戸、個展「花と心象」殻々工房／那須　
2010「アモルフの森へ」アートワークスギャラリー／水戸

※全文提供：　コバヤシ画廊

会期：　2010年10月25日（月）－2010年10月30日（土）