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泉太郎:捜査とあいびき
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 01日

画像提供:ヒロミヨシイ

hiromiyoshiiでは、2年ぶりの泉太郎の個展となる本展では、映像、彫刻、そして絵画という3つのメディアが互いにどの様に関係しあい、また互いの形成にどのように作用しているかを考察することで、世界に触れようと試みるインスタレーションが展開されます。

この前、どこかに滞在したとき、屋台のようなものが町の隙間にありました。これは人間にあわせて継ぎ接ぎされ、便利なように改良され続けている町の内蔵のようなものでした。映像の内蔵としての絵画、彫刻。絵画の内蔵としての映像、彫刻。彫刻の内臓としての映像、絵画。それぞれ体を機能させるための臓器のように内包させることで、世界の裏側に触れるような展覧会にしたいです。

継ぎ接ぎされ、改良され続ける内蔵。この表現は、泉太郎の作品、視点、そして制作姿勢そのものでもあります。この2年間、数々の国内外美術館、国際展での大規模な展示を経て、継ぎ接され、改良され続けてきた泉太郎の現在進行形の展示を是非ご高覧ください。

泉 太郎
1976年奈良生まれ。
主な個展に、「マジシャンのパン、日食」、「トロッコ」(ヒロミヨシイ/東京)、「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」(アサヒ・アートスクエア/東京)、「ヘルシンキ」(ギャラリー ジョージ・フィリップ&ナタリー・ヴァロア/パリ)、「煙突掃除人」(アートバーゼル、ステイトメント/バーゼル)など。
主なグループ展に、「ヴィデオを待ちながら~映像、60年代から今日へ」 (東京国立近美術館/東京)、「Between Art and Life」(ジュネーブ現代美術センター/ジュネーブ)、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」(原美術館/東京)、「まいにち、アート!!」(群馬県立近代美術館/群馬)、「日常/場違い」(神奈川県民ホール/神奈川)、「アウト・オブ・オーディナリー:ニュー・ビデオ・フロム・ジャパン」 (ロサンゼルス現代美術館/ロサンゼルス)、「マイクロポップの時代:夏への扉」(水戸芸術館/茨城)など。
現在出展中の展覧会に、「MOTコレクション 入口はこちらーなにがみえる?」(東京都現代美術館/東京)、 「”ゼロ世代”の都市・建築・アートCITY2.0」(EYE OF GYRE(東京)、 「TRUST, Media City Seoul 2010」ソウル美術館(ソウル)、 「Media Landscape, Zone East」 リバプール・ビエンナーレ、 コンテンポラリー・アーバン・センター(リバプール)。11月2日からは神奈川県民ホールでの個展も始まります。

※全文提供: ヒロミヨシイ


会期: 2010年10月9日(土)-2010年11月20日(土)

最終更新 2010年 10月 09日
 

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