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望月 厚介:在ること/無いこと
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 9月 08日

《SUTRA》2010年|古木材、LED電光掲示板、レンガ|50×150×10cm
画像提供:Gallery Q

作家コメント
このところ「黒」に興味が向いている。
黒の中に様々な色が含まれている、黒の中に様々な形が含まれている、いわば黒は最終の色であり、最終の形ではないだろうか?
消し去ることで見えなくなるもの、消し去ることで見えてくるもの、実に「黒」という色は不思議な色である、否、色ではないのかもしれないが。
この存在の全てである「黒」と、無としての「赤」との対比によって絵画の成立条件である色と形について考えている、それは人間(自己)が存在することと非在することの問いかけでもある。
今回の展示では、平面作品と絵画の根源である宗教との関係をLED電光掲示板を使用して作品化した「SUTRA」は、思想の視覚化である宗教画を現代の平面絵画として捉えた四次元的作品でもある。

作家略歴
1948静岡県生まれ

主な個展
1993  「望月厚介展」福島県矢吹町ふるさとの森芸術村 企画展示室、福島
1996   養清堂画廊、東京
1998  「残された領域」六花亭ギャラリー、北海道 他
2001  「表相」ギャラリーブロッケン、東京
2007  「IN THE MELTING」ぎゃらりー由芽、東京
2008  「MELTING」ぎゃらりー由芽、東京
2010  「APPEARANCE・DISAPPERANCE」ぎゃらりー由芽、東京
「在ること/無いこと」ギャラリーQ、東京

主なグループ展
1992  「TAMAうるおい大賞美術展」多摩市
「URBART#1」渋谷パルコパート3、東京 (全国パルコ巡回)
「国際ミニプリント展」ナパアートセンター、USA
1993  「TAEJON 万国博 ‘93招待出品 国際版画・素描展」韓国・テジョン
1995  「NICAF’95国際コンテンポラリーアートフェスティバル」パシフィコ横浜
1996 「さっぽろ国際版画ビエンナーレ」北海道立近代美術館、札幌
「バルナ国際版画ビエンナーレ」ブルガリア美術館、ブルガリア
1999   「トロワリビエール国際版画ビエンナーレ」ケベック、カナダ
「エジプト国際版画トリンナーレ(~’02)」カイロ美術館、エジプト
2000   「日本―現代のヴィジョン展」スルメールミュゼ、南フランス
「アジアン・アートナウ」ラスベガスアートミュージアム、USA
2003   「ハンガリー国際版画ビエンナーレ」ハンガリー美術館巡回
「ソウル国際版画ビエンナーレ」スペースソウル、韓国
2004~05 「CIGE 中国國際画廊博覧会」北京 中国 
2005~07 「SIPAソウル国際版画アートフェアー」ソウルハンガラム美術館、韓国
2008   「別展」(韓中日国際美術家展) NARARA STUDIO、上海
2009   「2009 BAIJING SOGO INTERNATIONAL ART FAIR」SOGOデパート、北京
「TITE OF EXHIBITION」韓中日美術展, JUNGWOO-GALLERY、韓国 ソウル
「IMPRINT」Contemporary Graphic Art Collection、スウェーデン

受賞
1992  「TAMAうるおい大賞美術展」  審査員奨励賞 受賞
1995  「TAMAうるおい大賞美術展」大賞 受賞

主なコレクション
町田国際版画美術館、エジプトカイロ美術館、東京多市役所、川越美術館
福島県矢吹町芸術の村、六花亭製菓株式会社、東京羽村市松林小学校、韓国版画協会 他

※全文提供: Gallery Q


会期: 2010年9月13日(月)-2010年9月18日(土)

最終更新 2010年 9月 13日
 

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