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間戸 / WIND-OW
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 8月 24日

画像提供:MA2Gallery


日本語 間戸(まど) が語源。柱と柱の間の開口部に戸をたてた事より。
英語 古代北欧語「 vindr (風)+auga (目)」 が語源。家の中に換気用の穴を開けた事より。

映像、音、テキストなど様々なメディアを使って、何気ない風景や事象を咀嚼し再構成して新しい知覚の方法をつくる上村洋一。
鉛筆による無数の細かいタッチで画面を埋めたり、消しゴムで消したり。線の濃淡や動きから風景を喚起させる平面を描く関根直子。
スポンジや画鋲など日常にあるありふれた「もの」を使って制作をし、当たり前の現実を露呈させて価値の質を問いかける冨井大裕。
関根直子と冨井大裕は2011年MOTアニュアル(東京都現代美術館)でも、同じテーマにより作品が一緒に展示される予定です。
船井美佐は、VOCA展推薦2度目の今年、記憶に新しい鏡が楽園の動物や植物の型にとられた作品のシリーズをMA2の空間に合わせて展示。
2005年のProject N(オペラシティアートギャラリー)で注目を集めてから、昨年の奈義町現代美術館での個展と着実な活動を続ける森本太郎は今回もPCで情報量が削られた身近なイメージを基に、新しい風景を輪郭線と均一な色面で描きます。
そして、薄い布の層に、失われつつある湿地の風景を顔料などで繊細に描き、立位置で揺らいでみえる作品を制作する吉賀あさみ。

内と外を繋いだり、フレームになったり、ズレや歪みをつくったり。様々な「窓」を意識できるような作品を 6名の作家で展示致します。

※全文提供: MA2Gallery


会期: 2010年9月4日(土)-2010年9月22日(水)

最終更新 2010年 9月 04日
 

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