広島アートプロジェクトは平成19年より継続して開催しているアートプロジェクトです。今年でついに4年目になり、大きな変換期を迎えようとしています。

これまで築き上げてきた地域とのつながりを大切にしながら、広島文化の新風を絶やさぬよう、私たちは常に進化していかなくてはなりません。そこで今回は「検証」をテーマに、広島アートプロジェクトや広島のアートシーンのこれまでとこれからを考える企画を実施します。過去の活動を検証することによって、文化発信都市としての広島のあり方について考察します。

企画1：検証07-09
広島アートプロジェクトは、これまでの活動を検証する展覧会を開催します。過去3年間におこなってきた展覧会を振り返りながら、私たちは何を目指してきたのか、何をどこまで達成できたのかを検証します。広島アートプロジェクトは、広島市立大学の教員と学生が中心となって運営しています。大学が関わる他地域のアートプロジェクトと比較することで、私たちのプロジェクトの特徴を明らかにして、今後の進むべき方向を探っていきます。

企画2：野外芸術センターPPY
吉島地区で広島のアートを育てていく提案として、地域とアートが出会う場である仮設のアートセンターを創出させます。このアートセンターを中心に、これまで開催してきた地域展を継続・再構築するプロジェクトと、都市軸の末端であり瀬戸内海に開けている吉島地区から広島のアートを開花させるための展覧会を実験的に開催し、地域展と広島のアートを検証していきます。アートセンター内には、カフェやイベント会場等も併設します。プライベートでありパブリックな場として一時的にでも共有することができればと考えています。
* PPY=吉島の「わたしの庭とみんなの庭」を英訳した「Private garden, Public garden in Yoshijima」の頭文字をとったもの。

※全文提供：　広島アートプロジェクト実行委員会

会期：　2010年9月4日（土）－2010年9月20日（月・祝）
会場：　広島市立大学芸術資料館（広島市立大学内）、広島市吉島公民館敷地内
連絡先：　広島アートプロジェクト実行委員会
              電話：082-830-1635       ウェブサイト：http://www.hiroshima-ap.jpn.org