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トヨダヒトシ:映像日記 / スライドショー
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 28日

画像提供:タカ・イシイギャラリー|Copyright © Hitoshi Toyoda

教で使われる暦の中から「白い月」「黒い月」と名づけてみた。ひとつはある年のニューヨークでの日々。もうひとつは別の年の日本での時間。それぞれまったく別の作品だが、遠く離れていながら共振し合う2作品になった。
-トヨダヒトシ

プロフィール
1963年ニューヨーク生まれ。東京で育つ。1993年以来ニューヨークを拠点にし、ブロードウェイ沿いの駐車場やチャイナタウンの公園、教会、劇場といったパブリック・スペースにおいて映写機を自ら操作して上映するライヴ・スライドショーという形式での長・短編の映像日記作品を発表し始める。2000年より日本でも東京都現代美術館、世田谷美術館、横須賀美術館、タカ・イシイギャラリーなどでの上映の他に、山奥の廃校になった小学校の校庭、あるいは米国の各地の映画祭などにても一貫してライヴ形式による作品上映を続けている。

上映スケジュール(予約制)

第1回:2010年8月27日(金)18:30開場 19:00開演(~20:00終演予定)
「白い月」 (2010年 / 60 mins. / 35 mm film / silent)
ある4月の朝/この町に住みはじめて何年になるのだろう/台所の窓/エリー湖/寄せては返すもの/波のない日は底に沈んでいるものが見えた/友人との食卓/蚊柱/きのう、イラクの町で62人が亡くなった/なんでもない会話/いつもそこにいた/無差別の死/北の寺へ/寄せては返すもの/静かな光/冬へ
この年は日本へは帰らなかった。ニューヨークでの日々。長編映像日記第6作。

第2回:2010年8月28日(土)18:30開場 19:00開演(~20:30終演予定)
「黒い月」 (2010年 / 80 mins. / 35 mm film / silent)
初夏の日本/孤独感、疎外感による事件が矢継ぎばやに起った時期だった/7月の川/いつもの道/争いに勝った者の意見が正しいのか/鎌倉/「私にはなにもない」、と/花/午後/丘の上は思ったよりも風が強かった/いくつもの野/どんな風景も完結はせず、ただ光があり、時間があった。闇があった。/暮らし/夜 /約束/秋
ある年の初夏から冬へと向かう、日本での日々。長編映像日記第7作。

お申し込み方法
両日とも1日1回の上映のため、事前のご予約をいただいております。(各回1ドリンク付チケット1200円)ご予約希望の方は、件名を「トヨダヒトシ スライドショー予約」として、
1)お名前 2)フリガナ 3)ご希望の上映日(8/27 or 8/28)と人数
を下記のE-mailアドレスまで8月20日までにお知らせください。ご予約は満席になりました時点で受付を終了させていただきます。
E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
*E-mailアドレスをお持ちでない場合は、日・月・祝祭日を除くギャラリーの営業時間内(12時~19時)にお電話にてお申し込みください。(タカ・イシイギャラリー tel:03-5646-6050)

※全文提供: タカ・イシイギャラリー


会期: 2010年8月27日(金)-2010年8月28日(土)

最終更新 2010年 8月 27日
 

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