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内藤瑞樹:光の姿
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 11日

《鏡の国の眩暈》2010年|180 x 150 cm|oil on aluminum
画像提供: Gallery Q|Copyright © Naito Mizuki

作家 コメント

光の姿
たとえばまだ朝日も昇らぬ午前四時。
まぼろしでも幽霊でも錯覚でもない何ものかが
網膜にゆらりと浮かび上がる。
光と闇のあいだ。熟睡と覚醒のあいだ。
あまりに脆弱な肉体で、あまりに危険な色香を湛える何ものか。
あるいはそれは、月、星、花、蝶、水面の輝き、鳥の囀り、横切る風。
宇宙の奇跡的断片を永遠に留めておきたいと願う。
だがまるで願いが罪であるかのように、
夜明けはそれを無慈悲に拭い消す。
陶酔から幻滅へ。まぶしい闇が真実を気づかせる。
私たちが醜い限り世界は美しいこと。
そんなの当たり前なのに。

略歴
1979   静岡県生まれ
2005   東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業
2007   東京造形大学大学院造形研究科修了

個展
2005   ギャラリーQ、東京
2009   「 - 光の消息 - 」ギャラリーQ、東京
2010   「 - 光の姿 - 」ギャラリーQ、東京

グループ展
2009    「The Fine Fine 展」ギャラリーQ、東京・「verge art fair miami 2009」Nroom artspace ブース、 CATALINA hotel&beach club、マイアミ・「The Heartwarming展」ギャラリーQ、東京
2010    「Niche -家へ帰ろう-」Nroom artspace、東京

※全文提供:  Gallery Q


会期: 2010年7月19日(月)-2010年7月24日(土)

最終更新 2010年 7月 19日
 

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