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亜 真里男:美人画
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 6月 11日

画像提供:青山|目黒

1999 年「F THE GEISHA」、2001年「ma poupée japonaise」、2004 年「The World Is Beautiful」で幻想的に今日の東京を提示した写真作品により、日本を初めフランス・ドイツを中心とするヨーロッパで大きな反響を得たマリオ・A。それは、20年に渡り生活者として過ごしてきた日本への過剰な関心と憧憬、丹念な地下文化の調査と被写体の女性達の躍動感による成果でした。

そして2004年頃、自らを「西洋の伝統技法を用いて現代の東京を表現する“日本人画家・亜真里男(あ・まりお)”」と設定。それまで継続してきた写真制作を封印し、油彩による絵画作品に着手します。時に欧州の伝統と相反させ、また時には溶け合わせながら、自身が日本の生活の中で触れてきた対象を極彩色溢れるばかりに幻想的に描き、これまでの日本人作家が描かなかった今日の「日本の美術」を表現しようと試みています。

本展は、新人作家・亜真里男の日本における初の絵画展であり、新作の油彩画15点余を発表する予定です。そのキャンバスに広がる風景は、あるいは日本の真の姿なのかもしれません。国内での本格的な展覧会としては6年ぶりとなる個展、是非この機会に亜 真里男の世界を体験してください。

※全文提供: 青山|目黒


会期: 2010年6月30日-2010年7月8日

最終更新 2010年 6月 30日
 

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