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伊藤泰行
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 31日

《春の時》 2010年
画像提供:A/Agallery | © Yasuyuki Ito

伊藤泰行さんは32歳で視覚に障害を持ったことをきっかけに絵を描き始めました。「一生絵を描き続けたい」という強い思いと意志を持つ伊藤さんは、自宅アパートの1室をアトリエにして30号から100号の油絵を毎日描き続けています。

ほとんどの美術大学の入学試験にデッサンが科せられている日本では、視覚障害のある人が美術の専門教育を受ける機会を奪われていると言えます。そうした状況もあり、国内で視覚障害のある美術作家はほとんどいませんし、中でもペインティングの作家は非常に稀です。

今回伊藤さんの作品をご紹介することで、視覚に障害のある人と美術を取り巻く現状を少しでも変えるきっかけにもなればと願っています。

伊藤泰行 ITO, Yasuyuki
1971年生まれ。兵庫県神戸市在住。7年前、32歳でレーベル病を発症し、中央部分の視野を失ったことをきっかけに絵を描き始めた。

【主な出展歴】
2007年 エイブル・アート・アワード入賞(個展)(ガレリア・グラフィカbis / 銀座)
2008年 伊藤泰行展 (STREET GALLERAY / 神戸)
2009年 Imagination Play(個展)(CAELUM GALLERY / New York)、伊藤泰行×吉野公賀 二人展 (ギャラリー 作家さん / 大阪)

※全文提供: A/Agallery


会期: 2010年5月25日-2010年7月4日

最終更新 2010年 5月 25日
 

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