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タムラサトル:小山マシーン
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 5月 18日

郡山市立美術館での展示風景(2009年)
画像提供:小山市立車屋美術館|Copyright © Masaru TAMURA

タムラサトル(1972年生まれ、小山市在住)は、1995年にデビューし、一貫して物の意味を排除した作品を発表してきました。初期の代表作には、プロペラのついたクマが後退する『Standing Bears Go Back』やヴィデオ作品『最終的に、洗濯機が燃える』『プラスチックモデルは粉々にくだける』があります。また、近年は「Weight Sculpturesシリーズ」「接点シリーズ」など新たな展開が、国内外で発表され、注目を集めています。タムラの作品は、クマやビビットな色に塗られたワニやサメなどサイズの大きなものや、光り輝く火花など、圧倒的な視覚的インパクトともに、機械音や火花が飛び散る音などが聴覚をも刺激し、観客を一気に取り込む、受け入れやすさという魅力だけでなく、その奥には、物質至上主義に傾く現代社会に対する痛烈なメッセージが隠されています。

本展は、車屋美術館のための新作を中心に、モーターで動く巨大な作品から「Weight Sculpturesシリーズ」、映像作品まで、タムラサトルの試みを、幅広くかつ挑戦的に紹介する小山市初の展覧会です。

※全文提供: 小山市立車屋美術館


会期: 2010年7月10日-2010年9月5日

最終更新 2010年 7月 10日
 

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