TAP Gallery |
ギャラリー |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 3月 15日 |
2009年12月、齊藤明彦、佐久間元、湊庸祐、村越としやの4人の写真家が運営するギャラリーとして清澄白河にオープン。2010年11月、吉原かおりが新たにメンバーに加わる。既成概念やこれまでの方法にとらわれず自由に写真を提示するべく、「レギュラーメンバーの展示」と「各メンバーが注目する作家を招いての企画展」を両輪として、写真集等の出版も視野に入れた写真活動を展開している。 ギャラリー名は「10代(TeenAger)の頃の様に囚われず、抗い続ける自由な写真家(Photographer)として、出版(Publication)等も含めた幅広い活動ができる場所(Place)」という思いが込められている。 音楽家にとって「演奏」とは、会場で不特定多数の人々を前に演奏するコンサートと複数メディアであるレコード・CDに録音するための「演奏」とがあるように思う。それぞれの演奏は異なるリスニング経験として私たちに用意されていることだろう。ならば、写真家もまた写真展と写真集という活動はどちらかが主従でも上下でもなく、異なる写真表現としてあるのではないだろうか。出版社を母体とするのではなく、写真家たちが自身の手で自らの写真を世に送り出そうとすること。無謀にして恐れ知らずなTAPの活動から、私たちはこれまで聴いたことのない「音」を聴くはずだ。 所在地: 東京都江東区三好3-2-8 |
最終更新 2016年 3月 05日 |