on the table #100 |
アートワーク |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2008年 10月 24日 |
モチーフに実物を用いている頃の作品。斜め縦列ごとに、りんごをむく前のりんごから、皮がむける過程(時間の経過)、皮をむき終わった状態※1に並べた構図を取っている。整然と並べられた中でのりんご個々の小さな違いは、ある時間の流れを一面に凝縮しているかのようである。一方で、カンバスを鳥瞰してみると、個々のりんごは列を形成するだけの単なる点となり、固有のテーマを持たない、より抽象的な模様となる。こうした、個あるいは群集の中の一つとして見た時のモチーフの2面性は、その後の山田作品にも共通してみられる特徴である。 ※1 画廊翠巒 梅津社長提供による情報 作家コメント 作品詳細アーティスト: 山田純嗣 |
最終更新 2015年 11月 01日 |