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OSAKA ART NOW
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 4月 12日

服部正志 《音○ヒト○色》 2009年 鈴・ドロップ缶・木材(セン)・ゴムチューブ 50.0 x 70.0 x 35.0 cm|画像提供:YOD Gallery

 このたび、東京・ヒルサイドテラスA棟ギャラリーにて、大阪のコンテンポラリーアートギャラリー3社がそれぞれの所属の作家をご紹介する企画「OSAKA ART NOW」を開催いたします。
   当展に参加するfabre8710、TEZUKAYAMA GALLERY、YOD Galleryは、それぞれ大阪にギャラリーを構え、大阪発の良質のコンテンポラリーアートを国内外に発信しております。かつて大阪は上方と呼ばれ、文化の発信拠点として日本文化の形成に長年寄与してきた歴史があります。また近年のコンテンポラリーアートの領域でも活躍する作家の多くが大阪・関西出身者であることも周知の事実です。我々3ギャラリーは、この大阪の持つ感性・発想力を大切に、独特のセレクトとコンセプトでユニークな作家たちを見出し、みなさまにご紹介し続けております。
   近年、日本のあらゆる領域が東京一極集中に向かっていることが各所で言われています。アートの世界でもその例に漏れず、東京を中心にマーケットが動いている現状があります。一方でアートの表現の展開という面では、様々な様式が入り乱れて混沌とした状況が、東京のみならず日本全体に漂っています。改めて大阪独自のアートへの思い入れ、新たな価値観を創出しようとする感性を、3ギャラリーによる作家のセレクトを通じてご紹介いたします。
   大阪と東京は決して双方が対立する関係ではなく、双方が衝突するところに化学反応が生まれて、日本全体の新たなスタンダードが成立するという構図があるのだと考えます。ローカルからグローバルへと向かう日本のアートシーンの進歩に日本最大の地方都市大阪のローカリズムが寄与していき、東京の中心にあるグローバルな価値観に化学反応を起こす可能性を提案したいと思っております。この機会にぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  出品作家:
(fabre8710)のだよしこ、末むつみ、セサミスペース
(TEZUKAYAMA GALLERY )岩田小龍、戸井裕之、住吉明子
(YOD Gallery)服部正志、ヒント日(北川一成×新津保建秀)、上須元徳
  ※全文提供: YOD Gallery

最終更新 2010年 4月 13日
 

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