展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2010年 3月 15日 |
フォトポリマーグラヴュール(photopolymer gravure)による新作版画展を開催致します。作品は自ら撮った写真を版画技法に使用、モノトーンの光と影の世界を創り出しています。強く深遠な黒色の闇と、繊細で柔らかな色の階調により、人間の精神の光と影をも表現しようと試みます。本展ではATLASと題し、作品を通して旅をするように、観るものを光と影の世界へいざないます。写真と版画、両方の魅力を併せ持つこれらの作品を是非ご高覧下さい。
【出展作品について】 今回の出展作品はすべてphotopolymer gravure(感光性ポリマー樹脂版画)で制作されたものです。樹脂版を使用する為、腐蝕銅版画と違って腐蝕液は不要で、基本的には水と紫外線だけで製版をするので身体にも環境にも優しいエコロジーな版画です。版種は凹版で刷り行程は銅版画と全く同じですが、彫りの深さが均一なため、滑らかで繊細な表現が可能です。藤田修氏は武蔵野美術大学やパリの版画工房でポリマー版画の技法指導にも当たっています。
作家コメント 沈黙の中で見つめること 心の中で語りかけること 読み解く前に 向こう側に思いを馳せること イメージのアトラスがそこにある -藤田修
略歴 1953 横須賀市に生まれる 1979 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業 1994-95 愛知県立芸術大学美術学部 非常勤講師(フォトエッチングについての講義) 1998 多摩美術大学 特別講師(フォトエッチングについての講義) 2007,08,09 武蔵野美術大学 特別講師(フォトポリマーグラヴュールについての講義) Website: http://web.mac.com/fujita_osamu/
個展: 1981 彩林画廊(横浜) 1985 彩林画廊(横浜) 1988 藤田修展(銅版画)神奈川県美術展受賞作家シリーズIII 彩林画廊(横浜) 1990 藤田修展(銅版画)神奈川県美術展受賞作家シリーズIV 彩林画廊(横浜) 1991 藤田修銅版展 ぎゃらりいセンターポイント(東京) ---- 藤田修銅版展 彩林画廊(横浜) 1992 ギャラリエ アンドウ(東京) 1993 藤田修展 スージ・アンティック&ギャラリー(鎌倉)、岩崎ミュージアム(横浜) 1994「藤田修展」ギャラリー伸(東京)、 ギャラリエ アンドウ(東京) 1995「Streams 1995」ギャラリー池田美術(東京) 1996「ーWindowー」ギャラリエ アンドウ(東京) 1997「Spring Rain 1997」ギャラリー池田美術 1998「Ground Series」ギャラリエ アンドウ(東京) ----「藤田修フォトエッチング1988ー1999」ギャラリー池田美術(東京) 1999「新作銅版画展」アート・ギャラリー・タピエス(神戸) ----「藤田修銅版画展1990ー1999」平安画廊(京都) 2000 ギャラリー・アパ(名古屋) ----「-領域-新作油彩」(京橋界隈2000参加企画)ギャラリー池田美術(東京) ----「新作油彩」ギャラリエ アンドウ(東京) 2001「油彩・モノタイプ」スージ・アンティック&ギャラリー(鎌倉) 2002「Forest 2002」ギャラリー池田美術(東京) 2003「-素材- 写真による」スージ・カード&ギャラリー(鎌倉) 2005「刻印された光と記憶」横須賀市文化会館市民ギャラリー(横須賀) ----「River」ギャラリー池田美術(東京) 2006「River 2006」ギャラリエ アンドウ(東京) ----「Print Works 1991-2005」M.H.Sタナカギャラリー(名古屋) ----「River 2004-2006 」ATELIER・K(横浜) 2007「Dance」ギャラリー フ・ルート(横須賀) 2008「TORSO」M.H.Sタナカギャラリー(名古屋) ----「TORSO」G池田美術Study(東京) ----「小特集:藤田修」横須賀美術館 2009 藤田修展ー版画と写真の狭間 アートギャラリーミューズ(前橋)
※全文提供: ギャラリー惺SATORU
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最終更新 2010年 3月 04日 |