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灰原愛:はじまりの世界
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 2月 23日

画像提供:unseal contemporary copyright(c) Ai HAIBARA

少年/少女期の記憶に残る一瞬の光景(しばしば意表をつくものですが)を造形化し、見る者にノスタルジーと同時に、永遠の無垢を感じさせる作品を創り出してきた灰原ですが、2008年の初個展につぐ第二回目となる本展では、ヨーロッパ起源の錬金術を手掛かりにした作品を展示します。 これまで灰原作品をご覧いただいた方には、日本の彫刻文化の源流(とりわけ仏像)に掉さそうとしてきた作家がヨーロッパ文化の源流である錬金術を制作の手掛かりにするのはいささか奇異に感じられるかも知れません。 が、人間を含むすべての存在のエッセンス(精)を練成して取り出し、「永遠の命」を獲得しようとする錬金術の試みは、洋の東西を問わず彫刻がめざすものと重なっていますし、とりわけこれまで「永遠の無垢」を造形化しようとしてきた作家にとって親近感を感じるものだったようです。 が、今回出品する作品は錬金術のイメージをそのまま再現するものではなく、あくまで錬金術がめざしたものを手掛かりにしつつ、作家のテーマである「永遠の無垢」をさらに深く造形化できるかの試みです。どうかご期待ください。

作家経歴
1981年 岡山県生まれ
2004年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2006年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了 個展:
2006年 「記憶の旅」 三丁目劇場2階展示室 (岡山)
2007年 「胸のざわめき」 フタバ画廊  (東京)
2008年 「秘密の花園」 unseal contemporary (東京)

※全文提供: unseal contemporary

最終更新 2010年 3月 06日
 

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