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チャック・ホバーマン:Living Form -生きている形-
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 10日

Emergent Surface New York,USA 2008 Desigh and the Elaztic Mind Exhibition at The Museum of Moden Art 画像提供: ポーラ ミュージアム アネックス

本展では、ポーラ銀座ビルのファサード(建物正面)に設置された180枚の可動式のキネティック・パネルを担当したアメリカ人デザイナーのチャック・ホバーマン氏の作品を東京で初めてご紹介いたします。 ホバーマン氏の作品はサイズや形が自由自在に変化することが最大の魅力です。今回は、1990年から現在までの、デザイナーあるいは発明家としての彼の『変形』に関する考え方を反映した作品を展示します。

私のデザインの媒体は『変化そのもの』である。私は単純な動きが真の『変形』となる瞬間に焦点を合わせる。エレガンスと有機組織は良いデザインの優れた価値であり続けている。私にとって、エレガントなメカニズムは単純な押し・引きを豊かで複雑な行為に移し変える。おもちゃから建築的な表面まで、私の全てのプロジェクトにおいて、手堅いデザイン原理を革新的な工学的解決法に統合している。

建築の領域では、設定された環境の柔軟性(フレキシビリティ)を高めることによってエネルギー保存問題を解決するための進歩的な考え方を探求することができる。
チャック・ホバーマン

CHUCK HOBERMAN (チャック・ホバーマン)
1956 年米国マサチューセッツ州生まれ。コロンビア大学で機械工学の修士号を取得。90 年にホバーマン・アソシエーツ、95 年にホバーマン・デザインを設立し、現在に至る。「トランスフォーマビリティ(可変性)」をキーコンセプトに、玩具から建造物まで幅広い分野のデザイナー。02 年冬季ソルトレイクシティ五輪をはじめ、ロックバンド「U2」コンサート会場での構造物などグローバルに活躍している。ポーラ銀座ビルは、ホバーマン氏が日本ではじめてデザインを手がけたビルとなり話題となった。 ※全文提供: ポーラ ミュージアム アネックス

最終更新 2010年 1月 23日
 

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