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エトリケンジ:VANISHING
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 01日

画像提供:COMBINE copy right(c) Kenji ERITO

時の合間に、現れ、消えて行く少女達、都会の背景に溶け込む『抜け殻』のような、透明な身体。都市に暮らす膨大な数の人間の匿名的な『輪郭』を象徴する、虚ろで、はかなく、可愛らしい人型、希薄化した身体は、型押しされた人間のように画一的で空虚な印象を受ける反面、その輪郭は非日常化された魅力を写し出す。(エトリケンジ個展ステートメント)

エトリケンジの作品は生身の人体にスチールネットをあてながら型取した人型(ひとがた)である。その人型(ひとがた)作品の中に見出せる人間の姿とは、特定の個人でなく、出現しては消え、尽きることなく都市の中で生き続けていく人間存在の抜け殻群たちである。エトリケンジが直視する高度に発達した現代の情報化社会における人間の姿とは、本来持っているはずの「身体性」を徐々に希薄化させていく風景であり、そこに現れた人間総体の身体性とは「生」=「死」の希薄化ではないか?という都市全体の姿の変容をも表現している。本展『VANISHING』とは、社会の環境と自分という身体の関係性やテクノロジーに依存した世界をも「生きている世界」と捉える現代社会の消失点を鋭い感性で見つめ続けているエトリケンジの表現視線です。 作家プロフィール
大阪府出身 京都市在住、1989年京都精華大学美術学部造形学科洋画コース卒業。大学卒業後イラストレーションやグラフィックデザインの仕事に携わる一方、音楽活動や絵画の制作を行っていたが、'00 頃より衣服や立体作品の制作を始める。現在、WEB制作など情報デザインの仕事に関わりながら、現シリーズとなる立体と映像によるインスタレーション作品等の制作を展開する。
主な展覧会(2001年~):2001 device京都 Installation (device/京都)2002 Amuse Artist Audition (京都府文化博物館/京都)Selected group Exhibitions (新風館/京都市)アート&マネキン展 (京都芸術センター/京都) stay with art~眠りの情景:水・土・火・風 (HOTEL T'POINT/大阪)紙造形展 (京都芸術センター/京都)Works On Paper ~想画集~(ヴォイスギャラリー/京都)横浜山手アートプロジェクト(山手234/横浜)Visible bodies 「服の展覧会」Ⅰ(ヴォイスギャラリー/京都)Visible bodies 「服の展覧会」Ⅱ(ヴォイスギャラリー/京都)Metaphysical Body(ヴォイスギャラリー/京都) 2005 着生芸術(京都芸術センター/京都) Art in transit (パレスサイドホテル/京都) New Year Exhibition (三条文椿ビルinoplant/京都) 2006 Costume(ヴォイスギャラリー/京都)2007 1 PLUS 1 展(apied/京都) ※全文提供: COMBINE

最終更新 2010年 3月 04日
 

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