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榮水亜樹 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 25日

画像提供:MA2 Gallery copy right(c) Aki EIMIZU

榮水亜樹は、1981 年生まれ、東京藝術大学在学中に安宅賞を受賞、大学買上賞を受賞し、卒業後「ART AWARD TOKYO」、アートフェアーなどで作品発表し、注目されている若手アーチスト。 榮水は、小さな白い点をていねいに描き、時にはそれをサンドペーパーで剥離させ、透明なメディウムで何層にも重ね、点を集積させる独自の絵画表現をしています。 榮水の法則のなかで作り出されていく点は粒子ようなイメージの構成要素となります。点が重なり線になりそして面になることで、それらは柵のような囲いがある庭、泡の池、上から連なるシャンデリア、または垂れ下がった雨粒に光っている蜘蛛の糸などへと自在に変容し、観る者へ確かなイメージを委ねます。 幾重にも数えられないほど繰りかえされる点の集積、作品によっては50層近くに重ねられた奥に描かれているものが、平面から3 次元空間に幻のように浮かび上ります。観る者の不確かな記憶の断片を謎解きのように喚起させ、抽象と具象を行き来させる榮水亜樹の不思議な点の世界。 MA2Gallery での初めての本格的な個展では、タブロー、トレーシングペーパーを使ったドローイング、そして立体を出品いたします。 ※全文提供: M A 2 G a l l e r y

最終更新 2010年 3月 12日
 

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