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ポスト・フォッシル-未来のデザイン発掘
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 1月 24日

アトリエ・ファン・リーストハウト《 Family Lamp 》2007年 | 画像提供:21_21 DESIGN SIGHT

「さらに先を見通すデザイン発信の場」を目指して誕生した21_21 DESIGN SIGHTでは、 2010年4月24日よりトレンドクリエーターのリー・エデルコートを展覧会ディレクターに迎え、「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」展を開催します。 リー・エデルコートは、社会的・経済的現実を広く観察し、社会の動向や人々の価値観の変化の兆しを読み解く、トレンド予測の草分け的存在です。国内外の様々な企業へのコンサルティングをはじめ、教育、出版、展覧会等を通して独自の考察を広く発信し、人々を刺激し続けて来ました。近年では、1999年から 2008年まで校長を務めた、デザインアカデミー・アイントホーフェン(オランダ)の教育カリキュラムも高く評価されています。 世界的な金融危機を経て前世紀までに培われてきた価値観が問い直されている現在、エデルコートが最も注目するのは、従来のデザインの常識を打ち破るように自由に活動する、新世代クリエーターたちの動きです。彼らは歴史をたどり直し、ものをつくる行為の原初の姿にも立ち返りながら、素材や制作過程に自然を主要素として取り入れます。そして住まいや道具、さらにはライフスタイルをもデザインし直そうとしているのです。 本展では、彼らをポスト・モダンならぬ「ポスト・フォッシル(FOSSIL=化石)時代のクリエーター」と捉えるリー・エデルコートの視点から約70組 140作品を紹介し、「明日のデザイナーは、未来を築くために過去とどう向き合うのだろう?」という問いを投げかけます。素材、色、形、プロセス、テーマ、イメージ、手法等、21世紀の新しいクリエーションの傾向を様々な角度から「発掘」するように分析しながら、人々が生き、未来を形づくっていくために必要な手がかりを探ります。

全文提供: 21_21 DESIGN SIGHT

最終更新 2010年 4月 24日
 

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