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Brand New Valentine
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 10日

表現としての食を追求する諏訪綾子など、気鋭のクリエイターたちの展覧会


スワロフスキー銀座店でのパフォーマンス「ALICE in the crystal forest」2009年4月|画像提供:三菱地所アルティアム

ありきたりなヴァレンタインに満足していますか?
好きな人や、日頃お世話になっている人にチョコレートを贈るヴァレンタインデー。日本のチョコレート年間消費量の2割程度がこの日に消費すると言われるほど、多くの人々の胸を躍らせる国民的なイベントです。この大切な思いを伝える日が、他の多くの人たちと同じ画一的な内容になってしまっていることに、あなたは満足していますでしょうか。
ヴァレンタインを特別な祝祭に変えるためには、どうしたらいいのでしょうか。 このイベントは「革新的なヴァレンタイン」というキーワードのもと、複数の会場で10人以上のアーティストが、ヴァレンタインの既成イメージにとらわれない自由な作品を発表します。同時多発的に展開するこのクリエイティブなフェスティバル「Brand New Valentine(ブランニュー・ヴァレンタイン)」に参加すれば、きっとあなたも新たなヴァレンタインの楽しみ方を見つけられるでしょう。 アルティアムに、恋愛感情をあじわうゲリラレストランが開店します!
パリのホテル・ムーリスで開催されたパフォーマンスパリのホテル・ムーリスで開催されたパフォーマンス金沢・シンガポール・パリ・香港と世界各地に突如現れる「フードクリエイション」のゲリラレストラン。展示ではなく食べる体験を融合した展覧会が今回、アルティアムのギャラリースペース内に期間限定で開店します。
空腹を満たすためでも、グルメとして楽しむためでもない、新しい食の表現。「フードクリエイション」と名付けられた諏訪の活動は、五感を通して伝える「表現としての食」という、これまでにないジャンルを確立しようとしています。 2008年に金沢21世紀美術館で開催された「sensuous food, emotional taste, 感覚であじわう感情のテイスト」では、喜怒哀楽などの感情を食べ物によって表現。展示室内で鑑賞するだけでなく、実際にあじわうことで、感覚へ直接アプローチする独自の手法が大きな反響を呼びました。その後、日常的な風景に現れては消える期間限定の「ゲリラレストラン」を世界各地の都市で展開しています。 今回、諏訪綾子は「革新的なヴァレンタイン」をテーマにした新作を発表します。
会期中の毎週末には実際に食べることのできるパフォーマンスを開催します。(予約制・詳細は下記)味覚だけでなく、目であじわい、匂いであじわい、想像であじわい、口の中の感触と音であじわう斬新な展覧会にぜひご期待下さい。 諏訪 綾子/Suwa Ayako
1976年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン学科卒業後、2006年より「コンセプトを胃まで届ける」をテーマにしたfood creationの活動をスタート。コンセプチュアルなケータリングという手段とスタイルで、企業とのコラボレーションワークを行う。また、食べ物を感覚的コミュニケーションの究極の素材として扱い、パフォーマンス・エキシビションを通じてアーティストとしての表現活動を行う。アートと飲食の両業界から、栄養源でもエネルギー源でもグルメでもない、新たな食の価値を提案している。 ※全文提供: 三菱地所アルティアム

最終更新 2010年 1月 23日
 

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