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almanac #8 depositors meeting 7
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 12月 06日

画像提供:art & river bank

art & river bankの恒例年末イヴェント“almanac”の企画として始まった“depositors meeting”も今年で7回目をむかえます。

“depositors meeting”とは、作品を介した自由な接点の構築を目的としたファイル閲覧のイヴェントです。ファイルの内容は、ファインアートだけでなく、デザイン、建築、詩、批評、ファッション、展示プラン、プロジェクトなど、ジャンルの制限はありません。先入観にとらわれずに、作品世界と向き合うことができるように、規定のファイルを使用することなど、最低限のチェックは行いますが、基本的にはアーティスト、学生、キューレータなど、立場を問わず自由に参加することができます。ファイルは、個人単位で参加できるフリーエントリー・パートと、キューレータ、ギャラリスト、アーティスト、学生など様々な立場の人がリスペクトするアーティストのファイルを集めるセレクタ・パートに分かれて展示されます。また、セレクタ・パートとは、セレクタを通して、art & river bankや東京周辺以外の様々な活動を実践しているアーティストやキュレータ、オルタナティブスペースの紹介や新たなネットワークの育成も目的とした試みです。

また今年も昨年から始めた“speak alone”を行います。“speak alone”は、アーティストや評論家、キュレータなどが、会場内から1冊のファイルを選び、そのファイルの魅力について語るというミニライヴ・イヴェントです。会期中、随時行う予定です。今年1年を振り返りながらおおいに語らい、そしてファイルを通じて新たな才能と出会ってください。

※全文提供: art & river bank

最終更新 2009年 12月 21日
 

編集部ノート    執筆:平田剛志


年末恒例のファイル閲覧イベント。ファイル規格を統一し、棚に整理されて並べられているのでとても見やすい。そして、セレクターの個性あるセレクションも充実しているので、ファイルの山から新たな才能を見つけてほしい。 さらに今年から始まった新企画「post-it-ing」がユニークだ。その名の通り会場に設置されたポストイットに自分が面白いと感じたり、おすすめしたいファイルの名前やコメントを記入し、棚の近くの壁に貼っていくという企画である。不思議なもので、壁におすすめのポストイットが貼られているものなら、気になってそのファイルを見たくなるのである。たかがポストイットとあなどるなかれ。ぜひ行かれた方はポストイットにコメントを書き残していってほしい。


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