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松田啓佑:Words lie
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 12月 06日

画像提供:eN arts copy right(c) Keisuke MATSUDA

 

感動するときの自由、その状態になることが全てであり、もうそれ以外のことは関係ないという状態。そうではないかもしれないことすらどうでもいい、その状態がいい。感動はこの世の謎、自分の謎、意味不明な現在から迫ってくる得体の知れない感覚、そういう感動自体を一瞬掴みとれそ~うな… 絵画とはそういうことと深く結びついている気がする。
-松田啓佑

松田啓佑は2009年3月京都市立芸術大学油画専攻課程終了。同大学卒業制作展にて発表されていた彼の油画作品はその大胆なコンポジション、自由奔放な筆遣いと色使いにおいて異彩を放っていました。在学中であった 2008年には DAIWA PRESS VIEWING ROOM VOL. 7に作品が展示され、2009年 ART AWARD TOKYO MARUNOUCHIでは佐藤直樹審査員賞を受賞。今後の活躍が期待されます。 意志や感情は言葉に置き変えた途端に真実ではなくなる、と松田は言います。彼にとってペインティングとは言語表現を卓越した心象表現であるとも言えましょう。作品制作の際、数時間以上に渡って心中から湧き出るイメージを待ちます。イメージ通りの作品が完成した時に彼は初めて全てから解き放たれた「自由」を得ることが出来るというのです。アートマーケットに媚びることのない「表現」の原点を再考する機会を与えてくれる展覧会です。是非ご高覧下さい。 -金・土・日 12:00-18:00のみ開廊。 ※全文提供: eN arts

 

最終更新 2009年 12月 19日
 

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