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しみづ賛:羊とロバ
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 11月 23日

画像提供:ヒロミヨシイ copy right(c) Akira SHIMIDU

がらくたのような玩具や日用品を組みあわせ、しみづ賛は夢想のキマイラのようなオブジェを作りあげる。しみづの手によれば、日常のチープな素材の連結は、ファンタジックな人造の動植物と化し、一定の生理的機能を担った骨格や臓器として命を宿す。役に立たないもの、捨てられたものへの慈悲深い視線が、この作家において廃棄物のゴーレムを生みだす力を与えた。それは、しみづ賛によって発見された「ノヴム・オルガヌム」であり、ひとつの史的な転回を呼び込もうとしている。 hiromiyoshiiで初の個展となる本展では、立体をはじめ、繊細な構築力と衝動的な理知をあわせもつしみづが切り拓く、新たな表現の可能性が提示される。是非ご高覧下さい。 しみづ賛
1975年宮城県生まれ。東京在住。主な個展に、ヒロミ・ヨシイ・ファイブ「cosmic X'mas」(東京)、magical, ARTROOM「20061006-1111」(東京)など。主なグループ展にダイチ・プロジェクツ「After The Reality 2」(ニューヨーク)、ヒロミヨシイ「Gallery Artists Exhibition」(東京)、ヒロミ・ヨシイ・ファイブ「The World is Mine」など。 ※全文提供: ヒロミヨシイ

最終更新 2009年 11月 28日
 

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