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ペク・スンシル 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 11月 06日

画像提供:クムサンギャラリー東京

国の中堅作家、ペク・スンシルによる個展。

『東茶頌(Dongdasong)』は、草衣禅師が我が国のお茶を礼賛した本の名である。その中に、お茶の全ての哲学と精神が書かれている。そこでは人として生きて行くための過程を重んじ、お茶を通じてそれらの概念を会得していく事を綴っている。

お茶を飲みながら精神を清浄し、世間に対する欲心を捨て去る。私の場合、お茶を飲む事により、まっさらな心で絵を描く事ができるよう、精神統一する。お茶は、物質を超え、形の無いものへと通じる精神力を与えてくれる。

また、私の絵はお茶の生命を育んだ土の、神秘的な秘密を内包している。浅緑の幼い茶葉、そして香ばしいお茶の香りを生み出した大地の恵みを感じながら、私は描く事で、目には見えない、自然の偉大な力を礼賛する。

-ペク・スンシル

※全文提供: クムサンギャラリー東京

最終更新 2009年 11月 06日
 

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