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ウラサキミキオ展 - まど、そら、みなも -
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2021年 3月 27日

出品作品より。カンヴァスに油彩、アクリル、他

ウラサキミキオが描いている対象は、自身の日常生活の中のごく身近な光景です。しかしその冷徹なタッチによる写実描写と、そこに吸い込まれる視線をあえてはね返すかのように貼り付けられたデカルコマニーの重なりは、描かれた事物に不思議な存在感を与え、私たちの日常感覚に揺らぎを引き起こします。
ウラサキがその画業において終始一貫して追求しているテーマ、それは、私たちが見ている目の前の事物の姿は私たちの脳が「認識」によって再構成したものであり、ものそのもの、つまり「存在」自体ではないということです。そして日常の中で「認識」によってありふれたものになる以前の、事物の「存在」自体を一瞬でも垣間見せること、それが絵画による美的感動の本質であるとウラサキは考えています。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2021年3月29日(月) 〜 2021年4月3日(土)
時間:11:30〜17:00 金曜日〜19:00 土曜日〜17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2021年 3月 29日
 

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