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中沢研展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2020年 2月 21日

《立つ》 2020 Painted wood, steel

中沢研は1970年東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。主な展覧会に「MOTアニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館)、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜)などがあります。針金やテグスなど視覚的ヴォリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として国内外で高い評価を得ています。
本展では「立つ」と題された新作インスタレーションを発表いたします。本作は、直径3mmの鉄材と約10cm四方の木片を用いた高さ140cmほどのオブジェが50体、ギャラリー空間全体に配置されています。中沢特有のコの字型の鉄材は、白く塗られた木片に固定することによって自立しており、よく見ると鉄材の足元もまた5cmほど白く塗装されています。僅かに歪みながら、ひそやかに佇むオブジェは、人体を想起させる一つの彫刻作品のようでもあります。これらが50体置かれることによって空間の質は変容し、インスタレーション作品として成立しています。また、中沢のこれまでの作品は、オブジェの配置の仕方にゆるやかな規則性があったのですが、今回は線の重なりや角度を頭の中でイメージして絵を描くようにランダムに配置していきました。
空間を回遊しながら、観者の意識は彫刻とインスタレーションの間を行き来します。視線をどこにフォーカスするか、その意識によって見えるものが変わり、風景が変わっていきます。それはあなたにしか見えない風景でもあるのです。中沢研による待望の新作をどうぞご高覧ください。

http://www.andogallery.co.jp

全文提供:アンドーギャラリー


会期:2020年2月18日(火) 〜 2020年4月18日(土)
時間:11:00-19:00
休日:日・月・祝日
会場:アンドーギャラリー  〒135-0023 東京都江東区平野3-3-6 tel.03-5620-2165

最終更新 2020年 4月 09日
 

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