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Gegenstand×4
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 10月 14日

いするぎはなこ|画像提供:Nroom artspace copyright(c) Hanako ISURUGI

野島泉|画像提供:Nroom artspace copyright(c) Izumi NOJIMA

動植物・静物・風景など、特定の対象に深い関心を寄せ、その対象をめぐる奥深い魅力を探求しながら描く4人の若い作家をご紹介します。 いするぎはなこは何千年もの間、生きること、栄養を得ること、そしてあとに繋いでいくことを繰り返す動植物を取り上げ、気が遠くなるような年月の繰り返しの中に、自分の存在と力強さを見出しました。野島泉は視界にフィルターがかかり、はっきりと見えなくなった対象物に、通常では見えなかった別の有り様を垣間見、そこにおぼろげになりながらも確実にある存在感や景色を、リアルで豊かなものと感じます。増川朋花は、風景に存在する時間を「時間軸」と呼び、時には気の遠くなるほど長い天文学的な時を経て形成され、また時には驚くほど短い変化を成す「軸」に、人である私達とは異なる時間が流れていることを想像します。そして時の経過によって造り出されたそれらのものを、描くという行為の時間に籠めて表現を試みました。Veronika Oberlojerは訪れた国の風景、空気、日常の中にある様々な物を描いていきます。 それぞれの作家が対象を見つめ探究し、その繊細な目と心のフィルターを通して生まれた作品たちです。

※全文提供: Nroom-artspace

最終更新 2009年 10月 31日
 

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