| EN |

Cinders Gallery グループ展:魂の集まり
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 10月 14日

Julien Langendorff ≪Solar Disturbance #1≫ 画像提供:ウェイティングルーム copy right(c) Julien Langendorff

ニューヨークはブルックリンに位置するCinders Galleryの展覧会が日本で開催されるのは今回が初めてとなります。日本初上陸のCindersアーティスト総勢17名による賑やかなグループ展を、この機会に是非ご高覧下さい 11月は冬の始まりを意味し、冬支度を始める人々にとって最後の収穫時期となります。同時に、多くの国において「死」を祭ることで有名な月でもあります。特に有名な行事として、「Day of the Dead(死者の日)」と呼ばれるメキシコのお祭り、ケルト古代のお祭りでハロウィーンの起源である「Samhain」、そしてカトリック教の「All Souls Day(万霊祭)」が挙げられます。 「Spirit Assembly(魂の集まり)」と題された今回のグループ展では、「Spirit(魂・精霊)」がそれぞれのアーティストの解釈によってドローイングやペインティング、彫刻や写真といった様々な形式で表現されています。生と死の世界をさまよう「超自然的存在」から、人間の「本質」、過ぎ去った後も人の内面に長く残っていく普遍的な「記憶」、そして、友達や共同体、自然や太陽から得られるエネルギーまで幅広い解釈のもと、精霊の神秘性や死に対する私たちの関係性が、デスマスクのイメージ、悪夢のようなシーン、モンスター、そして夢という不確かな状態を表現した作品を通して、アーティスト独自の視点から探求されます。 それぞれに異なるビジョンを持ちながらもCindersを通してつながっているアーティストたちのSpirit。「明」と「暗」が同居するこの展示は、ブルックリンのアンダーグラウンドから沸き立ってくるインディ・アーティストたちの現状を切り取ったものといえるでしょう。彼らの「今」をぜひご高覧ください。 参加アーティスト:
Blok, Diane Barcelowsky, Alex Barry, Kelie Bowman, Molly Colleen O'Connell, Kiersten Essenpreis, Maya Hayuk, Kevin Hooyman, Jungil Hong, Julien Langendorff, Allyson Mellberg, Kyle Ranson, Tod Seelie, Erika Somogyi, Sto, Jeremy Taylor, and Jessie Rose Vala Cinders Galleryについて:
Cinders Galleryは、2004年にアーティストのStoとKelieの2人によって、ニューヨークのブルックリンにオープンしました。DIY精神の賜物である全てが手作りのギャラリーでは、展示会だけでなく音楽ライブや朗読会、スライドショーやパフォーマンスなど数々のイベントが開催されています。また、ギャラリースペース内に併設されたショップでは、小さなドローイングやペインティング、版画、Tシャツ、アーティストブックやジン、その他様々な手作りアートグッズが並んでいます。そして、自身のギャラリーの企画展以外にも、アメリカ国内外のギャラリーと精力的にコラボレーションを行っています。waitingroomのオーナーがCindersに出会ったのは、2006年の夏でした。私たちが思い描く理想のギャラリーの形を実現していたCindersに大きな魅力を感じ、自分たちが東京にギャラリーをオープンした暁には、彼らの展示を是非紹介したいと考えていました。今回ついにそのプランが実現し、オーナーの1人であるStoもニューヨークから初来日します。waitingroomとCinders Galleryのコラボレーション企画を、是非ご覧ください。
CInders Galleryウェブサイト: http://www.cindersgallery.com ※全文提供: ウェイティングルーム

最終更新 2009年 11月 07日
 

関連情報


| EN |