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アキバタマビ21 第70回展覧会「ヘテロトピア・クエスト」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2018年 7月 15日

フライヤー

【展覧会内容】
おのおのの着想と、選択されたメディアの交差地点に浮かび上がるなにか。それはするりと「作品」という言葉へと横滑りして、社会へと定位される。ごくごく素朴で、原理的には極めてシンプルなこの営みが普段私たちが文化と呼び習わしているものの実態だ。でもその流れがあまりにもスムーズだから、つい忘れがちなことを改めて顧みてみる。企画監修を依頼され、展覧会の題名を『ヘテロトピア・クエスト』と名付けたのはそのためだ。何処でもない場所であり、年譜なき歴史である異在郷=ヘテロトピア。理想としてのユートピアとは区別されうる、人間の知性と感性の織物。複数の空間がアマルガムし、それはさらに作品同士の関わりのなかで累乗され、庭園となる。どとのつまり、僕が作家に求めているのはそういった作品生成の構造下における機制への挑戦と、素材との交わりのユニークさだったりする。ヘテロトピアをめぐる冒険へ、いざゆかん!!
塚田優(視覚文化評論家)


【出品者名】
○ 石橋 佑一郎 Yuichiro ISHIBASHI
1986 福岡県久留米市生まれ
2010 多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻 卒業
2012 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻版画研究領域 修了
2013-2017 多摩美術大学版画研究室助手
現在  武蔵野美術大学非常勤講師
九州産業大学非常勤講師
版画協会会員

収蔵
町田市国際版画美術館、多摩美術大学、高山市、NBCメッシュテック株式会社、National Taiwan Museum of Fine Arts

主な展覧会、受賞
2013 Small Works 2013(galleria grafica bis、銀座、東京)
2015 第9回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ【優秀賞】(岐阜、高山)
2015 個展−ある日の、ちてん−(JINEN Gallery、日本橋、東京)
2015 アーティストブック–それぞれの版表現−(GALLERY NATSUKA、銀座、東京)
2015 第4回ウルサン国際木版画フェスティバル(ウルサン、韓国)
2015 個展—近くのへだたり−(小杉画廊、武蔵小杉、神奈川)
2016 中華民国第17回国際版画ビエンナーレ(台湾美術館)
2016 個展−アスノキオク–(JINEN Gallery、日本橋、東京)
2017 個展−somewher−(JINEN Gallery、日本橋、東京)
2018 第7回山本鼎版画大賞展【優秀賞】(上田市立美術館)


○ 上野 和也 Kazuya UENO
1985 熊本県生まれ
2011 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了
2013-2017 多摩美術大学油画研究室 助手

主な展覧会
2016 個展『A long time ago,』 町田市自宅


○ 花牟禮 有基 Yuki HANAMURE
1988 東京都生まれ
2013 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域 修了

グループ展
2008 First Desplay presented by Gift of somebody -Birth-
(デザインフェスタ・ギャラリー)
2009 Exhibition By Japanese student Artists(OUCHIGALLERY/Brooklyn / NY)
2009 ILGOPMYONG 展(cafe banda)
2009 遊美(タワーホール船堀)
2010 油- 日 yu-bi(ギャラリー・ショアウッド)
2010 遊美(タワーホール船堀)
2011 かいていきて 平成22年度多摩美大学日本画科卒業生グループ展
(銀座スルガ台画廊)
2013 L’estate VOL,4(GALLERY HIPPO)
2014 polaris(銀座スルガ台画廊)
2015 倶楽部山猫絵画展(ギャラリィ& カフェ山猫軒)
2016 逆三角関係展vol.26(竹林閣)
第1回切断芸術展(竹林閣)

個展
2016 花牟禮有基個展(アートスペース羅針盤)


○ 三津木 陽介 Yosuke MITSUGI
1987 埼玉県生まれ
2014 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了

主な展覧会
2011 トーキョーワンダーシード(トーキョーワンダーサイト渋谷/東京)
2012 東京美術倶楽部アートアワードネクスト
(東京美術倶楽部 東美ミュージアム/東京)
2013 損保ジャパン FACE2013(損保ジャパン日本興亜美術館/東京)
2016 個展「sp./spp./ssp.」(小杉画廊/東京)
2017 グループ展「想像力あるいは創造力の射程距離」
(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/神奈川)
グループ展「方舟で非常食をたべる」(オープンスタジオ/東京)
2018 グループ展「Naming Method」(Art space kaikas'/神奈川)

グループワーク
すべなつ(荒木美晴、田邉結佳、本田和葉、三津木陽介)
2014 アタミアートウィーク2014参加「空き地/明き地」(熱海市)
2015 アタミアートウィーク2015参加「開ける/明ける」(熱海市)
2016 アタミアートウィーク2016参加
「『人それぞれだよね』と彼女は言ったけど、スタンプラリー」(熱海市)
2017 個展「路上園芸とそのほか」(Sanka/東京)
アタミアートウィーク2017参加「A氏の理想の庭」(熱海市)


○ 宮ケ丁 渡 Wataru MIYAGATYO
1986 富山県生まれ
2011 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
2013 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域 修了
2013 – 2017 多摩美術大学日本画研究室 助手

個展
2017 温度の標本(FMサウンズ/東京)
2016 温度の標本(西田美術館/富山)
花壇/重力と地平を編む(art gallery closet/東京)
温度の標本(NANATASU GALLERY/東京)
2015 温度の標本(アートスペース羅針盤/東京)
2014 宮ヶ丁 渡 展(アートスペース羅針盤/東京)
2013 宮ヶ丁 渡 展(アートスペース羅針盤/東京)

グループ展
2017 想像力あるいは創造力の射程距離(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/横浜)
2016 倶楽部山猫絵画展(山猫軒/埼玉)
一点豪華主義(ガレリア青猫/東京)
かたちになっていく(アキバタマビ21/東京)
SICF16受賞者展(スパイラル/東京)
第9回 菅楯彦大賞展(倉吉博物館/鳥取)
東京画/TOKYO-GA 展(光岡自動車 麻布ショールーム 麻布ギャラリー/東京)
産業マテリアルおよびスラグによる岩絵の具への応用研究・研究発表展
(東邦アート/東京)
THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2016(スパイラル/東京)
2015 Whole Art Catalog(Gallery FACE TO FACE/東京)
Whole Art Catalog 2(ガレリア青猫/東京)
STANZA[スタンツァ](ギャラリー向日葵/東京)
SICF16|SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL(スパイラル/東京)
宮ヶ丁 渡×渡邊 透真 展(ギャラリー58/東京)
TAMA VIVANT Ⅱ 2015 「リベラル@rt」(パルテノン多摩/東京)
FINE ART UNIVERSITY SELECTION 2015-2016(茨城県つくば美術館/茨城県)
Nature Creations extra -Source of Light (スパイラル/東京)
2014 ※COME展7(藤屋画廊/東京)
ギャラリーへ行こう2014(数寄和ギャラリー/東京)
第5回こめつぶつぶより展(山猫軒/埼玉)
THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2014(スパイラル/東京)
2013 東京五美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館/東京)
羅針盤セレクション2013「注目の作家展」(アートスペース羅針盤/東京)
未来の収穫祭'13(丸亀市生涯学習センター/香川県)
第4回こめつぶつぶより展(山猫軒/埼玉)
2012 第3回こめつぶつぶより展(山猫軒/埼玉)
多摩美術大学大学院 日本画・版画展“トエハタエ”(佐藤美術館/東京)
碧い石見の芸術祭2012(三隅中央会館/島根)
2011 東京五美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館/東京)
多摩美術大学日本画卒業制作展(東京銀座画廊/東京)
油-日 展(GALLERY SHOREWOOD/東京)
2010 遊美(タワーホール船堀/東京)
LIVE(アートスペース ユーメリア/東京)
2008 1/4.ヨンブンノイチ展(富山県民会館/富山<以降’09.’10>)
りんごと出会ったころから…(画廊喫茶ルーエ/富山)

受賞・入選
2015 SICF16 準グランプリ
トリエンナーレ2015年公募・神通峡美術展 入選
2014 第50回 神奈川県美術展 入選
越中アートフェスタ2014 優秀賞

助成金
2017 公益財団法人 吉野石膏美術振興財団「若手美術家の在外研修に対する助成」
2015 公益財団法人 吉野石膏美術振興財団「若手日本画家による展覧会助成」


【展覧会詳細】
「ヘテロトピア・クエスト」“Heterotopia quest”
2018年7月28日(土)~9月8日(土)
12:00~19:00(金・土は20:00 まで)
火曜休場、夏季休館期間8月13日(月)〜16日(木)

【イベント】
●ゲストトーク 7月28日(土)15:00~16:30
「ヘテロトピア・クエスチョン」
塚田優さん(視覚文化評論家)と、藤井雅実さん(芸術哲学研究者、芸術・文化評論)をお迎えしてトークショーを開催。
●オープニングパーティー 7月28日(土)17:00~
●アーティストトーク 8月18日(土)15:00〜


【展覧会場】
アキバタマビ21
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
電話:03-5812-4558
URL: http://www.akibatamabi21.com

アクセス:
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
JR御徒町駅南口より徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分

「アキバタマビ21」は多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。ここは若い芸術家たちが、互いに切磋琢磨しながら協働し共生することを体験する場であり、他者と触れ合うことで自我の殻から脱皮し、既存のシステムや権威に依存することなく自らをプロデュースし自立していくための、鍛錬の場でもある――そうありたいという希望を託して若い芸術家たちにゆだねる、あり得るかもしれない「可能性」の場であり、その可能性を目撃していただく場所である。

URL: http://www.akibatamabi21.com

全文提供:アキバタマビ21


会期:2018年7月28日(土) 〜 2018年9月8日(土)
時間:12:00~19:00(金・土は20:00 まで)
休日:火曜休場、夏季休館期間8月13日(月)~16日(木)
会場:アキバタマビ21

最終更新 2018年 7月 28日
 

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