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蓬生ゆり展 BARABBAS
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2018年 6月 09日

出品作品より

  自分という存在を問うために、その身体を画面に触れさせ写し取ることとして絵画制作をスタートさせた蓬生ゆり。自己の「痕跡」を発見する衝撃に始まり、揺れ動き、踊る身体の動きを2次元に落とし込む行為を重ねるごとに、周囲に無限に広がる自己ならざるものとの関係が折り重なっていきます。
  そして今、作者は自分という痕跡が、自分ならざるものの「ネガ」に過ぎないかもしれないという疑念と向き合います。イエスの代わりに恩赦を与えられ生き延びた盗賊バラバのように。
「こうした葛藤や、自身の存在をも含む、あらゆるものが無意味かもしれないという疑惑は、かえって主体を広大で孤独な空間へと放り出す。その中で残そうとする純粋な痕跡は、未だ見つからない通じ孔を示唆するのではないか。」

http://galleryk.la.coocan.jp/

全文提供:Gallery K


会期:2018年6月18日(月) 〜 2018年6月23日(土)
時間:11:30~19:00 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2018年 6月 18日
 

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