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初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2018年 3月 20日

メインビジュアル(田中一村《白花と赤翡翠》)

岡田美術館(館長・小林 忠)は、2018年4月6日(金)から9月24日(月・祝)まで、田中一村(たなかいっそん)(1908-77)の生誕110周年を記念し、特別展「初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―」を開催いたします。

一村は、江戸時代の奇想の画家 伊藤若冲と、画風や生き方が時代を超えて通じ合う点が多く、「昭和の若冲」とも称される画家です。50歳で奄美大島へ移住してからは、生涯最後を飾る絵を描くという決意のもと、亜熱帯の植物や鳥などを題材にして、生命力あふれる新しい日本画の世界を切り拓きました。生前は無名に等しかったものの、2010年に千葉市美術館で開催された「田中一村 新たなる全貌」展では、同館で過去最高の入館者数を記録するほど、人気と評価が高まりました。

本展では、「白花と赤翡翠(あかしょうびん)」、「熱帯魚三種」をはじめとする当館収蔵の一村作品を初公開し、最高傑作と名高い「アダンの海辺」(展示期間8/24~9/24、個人蔵)を特別に展示します。奄美時代に制作された稀少な作品のほとんどは、奄美大島にある田中一村記念美術館か個人蔵であるため、奄美の地以外で鑑賞できる数少ない機会です。併せて、伊藤若冲や、東京美術学校の同級生であった東山魁夷、一村が学んだ中国絵画、文人画などの名画を展示し、一村の世界を辿ります。

http://www.okada-museum.com/

全文提供:岡田美術館


会期:2018年4月6日(金) 〜 2018年9月24日(月)
時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
休日:会期中無休
会場:岡田美術館(〒250-0406神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1)

最終更新 2018年 4月 06日
 

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