「香港アートマンス」のキックオフイベントとなるのは、2月23日(金)から始まる「香港藝術節(Hong Kong Arts Festival (HKAF))」です。今年で46回目を迎えるHKAFでは3月24日(土)までの約1ヵ月、香港内外から1,700人を超えるアーティストが130公演を行います。 今年は、アメリカン・バレエ・シアターの「ホイップクリーム」、英国国立劇場の「夜中に犬に起こった奇妙な事件」、ウェールズ・ナショナル・オペラによるドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」といった有名作品の公演を予定しています。 URL:https://www.hk.artsfestival.org/en/
「第6回アート・バーゼル香港」に訪れたら、是非、黄竹坑(ウォンチュクハン)のギャラリーホッピングもお楽しみください。黄竹坑を含む香港島の南側は2016年末にMTR南港線が開通したこともあり、香港のアートハブとして発展しています。3月29日(木)には、「South Island Art Day」が開催され、本地区の16のアートギャラリーやアートスタジオを解放、様々なエキシビションやパフォーマンスを行います。イベントやガイドツアーの詳細はwww.sicd.com.hk/ をご参照ください。
新界にある工業ビルの狭間にも、いまだ知られていない今後注目のアート地区、火炭(フォータン)があります。 2000年以降、地域の家賃が手ごろになり、工業地帯から活気ある芸術的な街へと変貌をとげてきました。陶芸、彫刻、中国書画から現代アートまで、常に興味深い作品を見ることができます。3月31日(土)には、「Fotan Open Studios」が開催され、地元のアーティストによるワークショップ等が行われます。(詳細はwww.fotanstudios.org/ をご参照ください。)
見逃せないその他のアートイベント
香港アートマンス期間中には、PMQ、フリンジクラブ、ホテル、そしてK11やパシフィックプレイスといった主要なアート・文化施設でイベントが開催されます。その中でも今年初開催となるのが、2月22日(木)から4月11日(水)まで香港島のビクトリア・ハーバー沿いで行われる「Harbour Arts Sculpture Park」です。森美術館館長の南條史生氏と、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツのアートディクレクターTim Marlow氏が共同キュレーターを務める本イベントでは、香港島セントラルからワンチャイにかけてのウォーターフロントに香港内外の現代美術作家の彫刻作品が18点展示されます。入場は無料です。また、3月3日(土)から29日(木)まで太古坊(タイクープレイス)のArtisTreeで行われる「Notating Beauty That Moves — Music at an Exhibition」は、アートと音楽のコラボレーションイベントです。