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石原七生個展「うしお たまあう ところ」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 12月 20日

石原七生個展「うしお たまあう ところ」

自分が抱いた関心事、そのとき触れていた物語、人との出会い、身の回りに集まってきたかのように思える事柄、一見関連性のないことでも、後から振り返ればそれらに共通性や類似性を感じることがあります。
そうすると、偶然に訪れた場所、出会いによって導かれ、見せられた風景にも何か意味があるのではないかと考えるようになりました。

最近は特に絵を描き続けることで、その絵を通して人と出会い、思わぬ場所に招かれることも増えてきました。
訪れた先での期待感、自身が来訪者になり出会ったもの、導かれ見せられたもの、受け取ったもの、全てが結びつき繋がっていくように思えます。

訪れるかもしれない遠方に憧れ、潮流に乗って到着した場所では魂が結ばれるような出会いが待っているのではないかという夢想、 また、海を隔てたような遠く離れ離れの場所に居る何ものかとも心が通じ合うのではという願望から 潮 魂合う 処「うしお たまあう ところ」と今展示の表題を決めました。

■会期
2017/12/12(火)-12/24(日)
11:00-20:00 ※月曜休館

■会場
The Artcomplex Center of Tokyo
160-0015 東京都新宿区大京町12-9 2F ACT5
TEL 03-3341-3253

■作家紹介
石原七生

神話、伝承、古典文学、小説など様々な物語と、人との出会い、巡り合わせや経験する出来事、目まぐるしく入ってくる情報に共通点・類似性を見出し絵を描いています。

たった今起きた事柄、些細な気付きと、過去に紡がれていた壮大な物語に理屈を超えた結びつきを感じることがあります。  その一見関連性のない多数の点と点を繋いでいき、外界から及ぼされる社会的な影響と、内面とのやりとりをした先は何と繋がっているのかを探りたいと考えています。

また描く過程で、現に存在すること、逃れられない現実、ごく個人的な心象風景、憧れのビジョンなど、興味の対象を素直に加え、辻褄の合わないことに共通点を見出し一つに結びつけ、その作業を繰り返すことで、内的に結びついた物語と、自分を取り巻く世界との繋がりを見出したいと考えています。

略歴
2008 多摩美術大学 造形表現学部 造形学科 卒業
2011 ジパング展 -31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。-東京 大阪 京都 巡回
2013 グループ展「□と□(しかくとしかく)」 アキバタマビ21、東京
2014 「Impacts! 勢み -Japan Art Festival」Zane Bennett Contemporary Art、サンタフェ、アメリカ
2014 「アーティスト・イン・ホテル」企画 アーティストルーム「祭り」作製パークホテル東京
2014 「石原七生個展 くさびら やまつみ わだつみ」(企画展) 銀座煉瓦画廊、東京
2015 ART AWARD NEXT Vol.3 審査員賞受賞
2015 「石原七生個展 たま まゆ うつぼぶね」(企画展) 銀座煉瓦画廊、東京

他、グループ展多数

http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT175/ishihara_nanami.html

全文提供:アートコンプレックスセンター


会期:2017年12月12日(火) 〜 2017年12月24日(日)
時間:11:00-20:00
休日:月曜日
会場:アートコンプレックス・センター

最終更新 2017年 12月 12日
 

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