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マリオ・ガルシア・トレス:Unspoken Dailies
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 10月 03日

Mario Garcia Torres & Mario Lopez Landa “I Promise Every Time” installation view at Agnes Art Fair, Jan 11 -13, 2007

ロサンゼルスを拠点に活動するマリオ・ガルシア・トレスの個展を開催いたします。 1975年にメキシコ・モンクロバに生まれたガルシア・トレスは、2005年にCalifornia Institute of the Artsを卒業。近年の個展としては、CCA ワット・インスティテュート現代美術館(サンフランシスコ、2009年)、カリフォルニア大学 Berkeley Art Museum & Pacific Film Archive(2009年)、ジュウ・ドゥ・ポゥム(パリ、2009年)、Kunsthalle Zurich(2008年)、Stedelijk Museum(アムステルダム、2007年)、Kadist Art Foundation(パリ、2007年 アーティスト・イン・レジデンス・プログラムとして参加)などが挙げられます。 またガルシア・トレスは、「横浜トリエンナーレ2008」、「第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ」(2007年)、シカゴ現代美術館でのグループ展「Escultura Social」(2007年)、テート・モダンでのグループ展「Learn to Read」と「Saturday Live Action & Interruptions」(ロンドン、2007年)、Artist’s Spaceでの「Elephant Cemetery」(ニューヨーク、2007年)、などにも参加し、2007年のフリーズ・アートフェアにおける、カルティエ・アワード受賞者でもあります。

「私の作品は歴史の推移の再考であり、その多くは過去のアートの試みに関するもので、現在の社会や政治が抱える問題を浮き彫りにすることを意図しています。」

【マリオ・ガルシア・トレス “ESCULTURA SOCIAL A NEW GENERATION OF ART FROM MEXICO CITY”, Museum of Contemporary Art, Chicago Yale University Press, 2007年 より抜粋】

歴史やコンセプチュアルアートの試みを再検討するための道具として、ガルシア・トレスは写真、パフォーマンス、「printed intervention」(印刷物などにテキストを書き加えて意味を付加する表現方法)にとどまらず、多種多様なメディアの可能性を追求しています。 一見したところ客観的な表現方法をとっているように見える、コンセプチュアル・アートの情報としての美しさを逆手にとり、ガルシア・トレスは記憶や理解の間の相違を明確化し、さらにはそれを利用することにより、現在我々が直面する課題ついての懸念を表明しているのです。 ガルシア・トレスの代表的な作品として、「I Promise Every Time」(ART@AGNES、東京、2007年)が挙げられます。この作品は国内において初めて展示されたガルシア・トレスの作品であり、ホテルの部屋にいる際に、常に「約束をする」一人の作家の物語です。この物語が、歌やその歌詞が書かれた紙によって語られます。 「Il aurait bien pu le promettre aussi (He might as well have promised it)」(ジュウ・ドゥ・ポゥム、パリ、2009年)は、東京滞在中に作家が撮影した写真と、字幕作成スタジオにて同じく作家が撮影した写真を交互に照射するスライド・ショー作品です。作家は、外国映画を翻訳することによって生じる言葉の差異など、イメージの影に潜む物語を浮かび上がらせます。 タカ・イシイギャラリーでは初めてとなる今回の個展において、ガルシア・トレスは新作を発表いたします。 ※全文提供: タカ・イシイギャラリー

 

最終更新 2009年 11月 21日
 

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