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鈴木久雄 彫刻の速度 和歌山展
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Published: May 26 2017
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《散距離》2008 鍛造ステンレス鋼(撮影:山本糾)

この展覧会は、武蔵野美術大学 美術館·図書館にて2016年10月17日から11月12日にかけて開催された「鈴木久雄 彫刻の速度」展を、同館協力のもとに一部再編し、新作を加え、和歌山展として開催するものです。
鈴木久雄(すずき ひさお)は1946年、静岡県に生まれました。1970年、武蔵野美術大学を卒業。在学中に和歌山ゆかりの彫刻家・木下繁、保田春彦の指導を受けたほか、行動美術展でやはり和歌山ゆかりの彫刻家・建畠覚造と活動の場を共にしました。1984年には武蔵野美術大学共通彫塑研究室助教授に就任。制作活動のみならず、長年にわたって彫刻教育に尽力してきました。国内各地の公共空間に作品が設置されているほか、2007年には第35回中原悌二郎賞を受賞。現代日本を代表する彫刻家の一人として活躍を続けています。
今回は1980年代の鉄や銅、鉛、石を組み合わせた作品から近年のステンレス鋼による作品まで約15点をエントランスホールやテラスなどのオープンスペースで展示します。石を刻み、金属を鍛造し、その細片を組み立てることによって作り出された作品は、手を使って膨大な作業と時間を費やし、黙々と制作に向かってきた鈴木久雄の彫刻家としての姿と、ダイナミックな表現の展開を示すと共に、空間とせめぎ合う存在としての彫刻をあらためて感じさせてくれるでしょう。

【主催】 和歌山県立近代美術館
【協力】 武蔵野美術大学 美術館·図書館

■関連イベント
・高校生のための作者によるギャラリートーク「彫刻の逆襲」
和歌山県内の高校生を主な対象として、美術のなかでもとりわけ学ぶ機会の少ない彫刻について、作者がその魅力を語りかけます。
【日時】7月29日(土)14:00~15:30 /定員 : 30名 /参加無料 /要申込 /先着順(美術館までお問い合わせください)

・作者による講演会「彫刻の速度」
鈴木久雄自身が自らの制作、作品について語ります。
【日時】7月30日(日)14:00~16:00 /2階ホールにて /参加無料

http://momaw.jp/

全文提供:和歌山県立近代美術館


会期:2017年6月14日(水) 〜 2017年9月10日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場:和歌山県立近代美術館

Last Updated on June 14 2017
 

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