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宮坂恵子展 「アリスダンス」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 11月 23日

《アリスダンス・グリフォンとウミガメモドキ》 油彩・カンヴァス 194.0×259.0㎝

今回展示する作品は、綿(めん)の糸で編んだ型を用いて制作しています。柔らかな綿の糸で編まれたアリスが、踊るように画面に展開していきました。連続するアリスの図像は、何人もの人物が踊るようにも、一人の動きを追うようにも見えます。また、画面の区切りを超えて無限に増殖していくようでもあります。このように絵画が動的に展開されるさまは、いきものを思わせます。

生物の本には、いきものの身体は代謝によって常に入れ替わっていると書かれています。だとしたら、今の私と一年前の私は本当に同じ「私」なのでしょうか。もしかしたら、少しずつ変化する私が《アリスダンス》のように手を取り合って踊りながら連続し、今の私に繋がっているのかもしれません。 

宮坂恵子

https://sites.google.com/site/aichisatellitegallery/home

全文提供:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー


会期:2016年11月23日(水) 〜 2016年12月4日(日)
時間:12:00-19:00
休日:月曜
会場:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー

最終更新 2016年 11月 23日
 

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