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山添 潤 彫刻展:残像2016 ─ それぞれの軀 ─
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 11月 01日

《残像 2015》 h1970×w550×d540mm 黒御影石 2015

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2016年11月1日(火)から13日(日)の期間、「山添 潤 彫刻展:残像2016 ─ それぞれの軀 ─」を開催いたします。

山添潤(やまぞえ・じゅん/京都生まれ・1971〜)は、京都市内の高校を卒業後に関東に渡って私塾にて彫刻を学び、90年代半ばより本格的に彫刻に取り組んで以降、これまで一貫して石彫による作品制作を続けています。大きな石の塊を前に山添は、目指す完成系や具体的なフォルムを決めず、「よくは分からないけど、でも確かにそこにカタチがある」といった予感を頼りに、ノミやタガネによって石を刻んでいきます。

本展は山添の新作となる「5本の黒御影による石柱」を空間に配するものです。朧げでありながら確かな量塊を感じさせるその「存在」は、まさしく山添の言う「よくは分からないけど、でも確かにそこにカタチがある」ものの姿であると言えるものです。

鑑賞者の皆様には、無数のノミ跡に山添と石との対話の密度を、1mを超える黒御影には空間を律する緊張感を垣間見るなど、思い思いの方法や時間で、ここにある存在を確かめていただけば幸いです。

http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2016/2016_11_01_yamazoe.html

全文提供:Gallery PARC


会期:2016年11月1日(火) 〜 2016年11月13日(日)
時間:11:00 ~ 19:00 金曜のみ20:00まで
休日:月曜日
会場:Gallery PARC

最終更新 2016年 11月 01日
 

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