今回の展覧会名 ” the watcher in the world” の ” watcher” を、フットワーク軽めにここでは ” 散歩者” と解して欲しい。
散歩者の前には、幾多の見えるものの光景が広がっている、そして散歩者はその光景を意図的に選び切り取っていく。
更に貪欲な散歩者は、幾多の見えない光景をも切り取っていく。
散歩者は何故、そして何を切り取るのだろう。
その切り取られたものを提示された時、私達は散歩者の目を持ち得るのだろうか。

*略歴
長野県長野市生まれ
多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了

個展・グループ展
2000「SLIDE Point」展 ( ギャラリービーワン・東京 )
2001「sonic spider」展 (T-BOX・東京 )
2008 吉村正美 展 (GALLERY Qio・Los Angeles)
2014 Obuse Alternative 2014 _AVEC( おぶせミュージアム中島千波館 / 木造館・長野 )
2016「ブラック☆リムジン」展 (FFS Lounge Gallery・長野 ) 他

1997 大学版画展 ( 買上賞 )
1999 フィレンツェ賞展、JOAA 展、JACA 日本ビジュアルアート展
2013 シェル美術賞 ( 保坂健二郎審査員賞 )
2015 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ 他

全文提供：吉村正美

会期：2016年10月31日(月)　〜 2016年11月6日(日)
時間：12:00~20:00/日曜日11:00~15:00
休日：会期中無休
会場：OギャラリーUP・S