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本の意味、彫刻の意味は変わるのか?―トークイベント「文字と空間」桝田倫広×飯田竜太
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2016年 9月 10日

    東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催中の飯田竜太展「本棚のアーケオプテリス - Archaeopteris in The Bookshelf -」に関連して、2016年9月15日(木)の夜、桝田倫広(東京国立近代美術館研究員)と飯田竜太(彫刻家)によるトークイベントが行われる。
    本も木彫も、木の加工品。文字を載せるという意味を失ったとき、本は彫刻のような存在になるのか? では、彫刻がが空間にもたらす意味とは? 「本の彫刻」を展示し、アーケオプテリス=最古の木の名前を冠した展覧会の会場で、新進気鋭のキュレーターとアーティストが語る。

●名称:『トークイベント「文字と空間」桝田倫広× 飯田竜太』
●日時:2016年9月15日(木)19:10-20:40
●会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F)
●参加費:無料
●要予約:電話またはメールでガーディアン・ガーデン(連絡先は下記サイト参照)まで。
●詳細:http://rcc.recruit.co.jp/gg/(ガーディアン・ガーデン)

 

 

***以下、主催者より

デジタル化が進み画面上にしか存在しない文字が増え続け、書籍としての本の意味が変わりつつあると同時に、技術革新により3D プリンタ等が開発されたことによって、彫刻のあり方自体も変化しています。その環境の中で、物質としての本と向き合い彫刻的視点で作品化することや、今回の展示について、アーティストとキュレーターという異なる立場のお二人が対話をします。

桝田倫広 Tomohiro Masuda(東京国立近代美術館研究員)
1982年東京都生まれ。東京国立近代美術館研究員。早稲田大学非常勤講師。早稲田大学大学院文学研究科人文科学専攻美術史学コース博士後期課程単位取得退学。2010年10月より現職。「実験場1950s」(東京国立近代美術館、以下同、副担当、2012-13 年)、「フランシス・ベーコン展」(副担当、2013年)、「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」(東京での主担当、2013-14年)、「高松次郎ミステリーズ」(共同キュレーション、2014-15年)、「No Museum, No Life?̶これからの美術館事典」(共同キュレーション、2015年)などにかかわってきた。

飯田竜太 Ryuta Iida(彫刻家)
1981年静岡県生まれ。2014年東京藝術大学大学院先端芸術表現科修了。2004年第22回グラフィック『ひとつぼ展』グランプリ。2015年より日本大学藝術学部美術学科彫刻コース常勤講師。2007年グラフィックデザイナー田中義久とアートユニットNerhol(ネルホル)を結成。Foam Photography Museum(2015年/ アムステルダム)での個展、Festival Images(2014年/スイス)に参加など国際的に活動。2016年5月には金沢21世紀美術館にて個展「Nerhol Promenade/プロムナード」を開催。

最終更新 2016年 9月 10日
 

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