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写真家 六田知弘展「火・風ノ貌 KA・FU NO BO」 偶然と必然の間に・地/水/火/風/空
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 9月 05日

KF-01

▼展示内容
日本人は古来より自然界の万物に神秘性を見いだし、信仰や畏怖の念を持つ対象として捉えてきました。

本企画はその日本人独自の自然観・思想を背景に、新たな表現を試みる写真家 六田知弘氏の連続企画です。

全体のテーマは「宇宙を構成する五大原素 - 地水火風空」とし、日本人の自然観、自然信仰を背景に撮影した作品を展示致します。最終章となる本展では「火・風」の神秘性とエネルギーに満ちあふれた世界を約30点展示、販売致します。

六田氏は自らの言葉でこう記しています。「カメラをにぎる時、私は一個の受信機になる。日常の意識を下げて五感を開き、被写体が発する波動を感知して、それに自らをシンクロさせることができたとき、止めどなく変化し続けるそれら現象の世界の内に隠された「宇宙の秘密のかけら」が、向こうのほうから写り込んできてくれる。そう信じて、シャッターを押し続ける。」

日常の中で形として捉えている、眼に見えている世界ではなく、自我や肉体を超越した境界にあってこそ得られる感覚を、本展を通じてご体感いただければと思います。

自然と対峙、交感し続ける写真家・六田知弘氏の表現における新境地をご堪能ください。


▼オープニングレセプション 9日 18:00〜 

▼ギャラリートーク
9月10日、11日 14時〜
六田知弘氏が作品についてお話します
*事前申込不要 直接ギャラリーにお越しくださいませ

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▼プロフィール
六田知弘(むだ ともひろ)

ヒマラヤの村に暮らして撮影した「ひかりの素足―シェルパ」以来「自然や宇宙との根源的なつながり」を遠くに探りながら、モノ、風景、人物など様々な事象を対象に撮影し、写真展や出版を通じて発表。仏像などの日本美術のほかヨーロッパ中世美術、雲岡石窟等の仏教遺跡など、文化財、古美術品の撮影も多く手がける。

1956年  奈良県に生まれる。
1980年  早稲田大学教育学部卒業。
1982年よりネパールヒマラヤ山中のシェルパの村に暮らして撮影。
1988年  最初の個展「ひかりの素足―シェルパ」( 新宿ニコンサロン)を開催。

http://www.kashima-arts.co.jp/events/ka-fu_no_bo/index.html

全文提供:加島美術


会期:2016年9月10日(土) 〜 2016年9月24日(土)
時間:10:00-18:00
休日:会期中無休
会場:加島美術

最終更新 2016年 9月 10日
 

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