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梁煕・峰岡順:Vivid memory - Seoul and Tokyo
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 9月 17日

梁煕≪3. Faithful nymphs-1≫91cm X 72.7cm|acrylic on canvas, gauze|画像提供:Gallery Q copy right(c) Yang Hee

少女や女子学生を扱った作品は多くある。少女や女子学生は「かわいく」、「純粋」で壊れそうな危うさ「処女」としての清らかな対象としてあると同時に性のスキャンダラスな対象としてのイメージもある。「オヤジ刈り」や「買春」や「援助交際」と言った犯罪にまで手を染める少女たちの悪のイメージもある。この少女たちの光と影のダブルイメージが崇高性と俗世という現代社会の目に見えぬ病根をイメージさせることも確かなようである。 梁 煕の作品は善良な少女のイメージ、峰岡 順はスキャンダラスな不良の少女のイメージがするが、実は善と悪の境は実はどこにあるかは不明でもある。この危うい関係を見る者にイメージをさらに想像させるところに彼ら二人の絵画の共通性があるかもしれない。韓国と日本の少女たちは今一体何を考え、何を夢見ているのだろうか。彼女たちの目線の先に私たちは何を見いだそうと浴しているのか。それはイメージと絵画の眼差しにも似た熱い視線かもしれない。日韓両国の少女への眼差しを通じて検証してみてもいいかもしれない。
上田雄三 梁 煕
1982 ソウル生まれ、韓国
2006 弘益大学油画科卒業
2008 弘益大学油画科大学院卒業 個展: 2008「no..(oh. Yes..)」ギャラリーフォーレスト、ソウル
2009 「Little Marilyn」Akaスペース、ソウル 峰岡 順
1973  宮城県生まれ 個展: 2007 ギャラリーQ、東京
2005 Key Gallery、東京
2001 櫟画廊、東京 ※全文提供: ギャラリーQ

最終更新 2009年 9月 28日
 

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