ぬQ 「カゼノフネ公園」 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2016年 2月 02日 |
2016年4月1日(金)から4月24日(日)の会期で、東京では約3年ぶりとなるぬQの個展「カゼノフネ公園」を開催いたします。 ぬQは、多摩美術大学大学院修士課程修了後、現在は東京を拠点に、アニメーションや、絵画、漫画作品を制作しているアーティストです。代表作であるアニメーション作品「ニュ~東京音頭」(2012年)は、第18回学生CGコンテスト最優秀賞を受賞、第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれ、国内はもとより、イタリア、イギリス、スイスなど多くの国でも上映され話題となりました。近年では、チャットモンチー「こころとあたま」ミュージックビデオ(2015年)や、ローソン「新 黄金チキン」プロモーション映像(2015年)、「RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO」キャンペーン映像(2014年)など、数多くの映像広告を通して積極的に作品を発表しています。2016年1月には伊勢丹新宿店本館5階の店内装飾を手がけたほか、同年8月には川崎市市民ミュージアム(神奈川)でのグループ展への参加も決定しており、個人の創作活動からコマーシャルワークまで、その活動は幅広く注目されています。 ぬQの制作の根底には、日常で感じた矛盾や不条理と、それらを解決しようとする強い意志があります。目の前に現れた理不尽なできごとや、将来に対する不安など、現実に抱える問題をデフォルメすることで生まれる違和感のある世界は、 キラキラ明るいチャーミングなものと、それに相反する不気味でおどろおどろしいものが同居し、作品の魅力となっています。二子玉川に打ち上げられた花火から生まれた「玉川ふたこ」や、筋肉痛で休学中の高校生「最果一郎(さいはていちろう)」、無数の大陸を縦横無尽に旅し続ける小学5年生の「さよちゃん」と「エビ天」など、ポップでコミカルなキャラクターたちが、目の前の不可解な状況を解決していく様子は、 ぬQ自身の姿を投影しているかのようです。 本展では、初公開作品「カゼノフネ公園」をはじめとする新旧の平面作品とアニメーション作品を発表いたします。ぬQは「カゼノフネ公園」についてこのように語っています。 宇宙に浮かぶ「カゼノフネ公園」は、都市計画の一環として廃星を再利用して作られた移動型の公園。 4月2日(土)には、19時よりアーティストのシシヤマザキ氏をゲストに迎えたトーク・イベントを、20時よりオープニング・レセプション行います。また、4月16日(土)には、マンガ家のタナカカツキ氏とのトークイベントを開催いたします。会場では、展覧会オリジナルグッズの販売や、ぬQの作品をモチーフにした飲食メニュー「キメキメハッピ〜」(カクテル・限定ポストカード付)や「キラキラプリティ〜」(ティー・おかしい屋による「ふたこ」クッキー付)を用意し、皆さまのお越しをお待ちしております。ご多忙の折とは存じますが、本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。 展覧会概要 全文提供:TETOKA 会期:2016年4月1日(金) 〜 2016年4月24日(日) |
最終更新 2016年 4月 01日 |