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福元章子日本画展 毛虫と女
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 11月 04日

福元章子「原始の星」(2014年、岩絵の具、膠、カンバス、130.3×162.1cm)

若手日本画家、福元章子が「理想の女性」をテーマにした新作を発表します。福元は、あらかじめ社会の側に用意されている「理想の女性像」に合わせるのではなく、自らが考える理想の女性を表わします。その女性たちは華やかさ、優しさと厳かな雰囲気を併せ持ち、ミステリアスな存在であるからこそ、見る人を瞑想的な浄化へと誘います。

具象的なモチーフの組み合わせに繊細な色彩を与えて情景をつくるという手法自体はオーソドックスですが、モチーフの選択と表現方法に特色があります。女性たちとともにその特色が表われているのが毛虫たち。例えば「醒めない夢を」(2014年、116.7×90.9センチ)という作品では、安らかに眠る女性の首に巻かれた巨大な毛虫が柔らかな色彩とあいまって、神秘的な優しさを醸し出します。新作十数点を出品。

福元章子(ふくもと・しょうこ) 1984年大阪生まれ、2008年京都市立芸術大美術学部卒、10年京都市立芸術大大学院美術研究科絵画専攻日本画修了。
<主な個展>
2011年 「月夜の散歩」(和泉市久保惣記念美術館)
2012年 T-BOX(東京)
2013年 「春の日」DELLA-PACE(神戸市)
「麗しき逃避行」T-BOX
2014年 「春待ち」DELLA-PACE
「福元章子日本画展 毛虫と女」橘画廊(大阪市)
「春待ち」T-BOX

http://dancer.co.jp

全文提供:橘画廊


会期:2014年11月4日(火) 〜 2014年11月29日(土)
時間:12:00-19:00
休日:日曜・月曜休
会場:橘画廊

最終更新 2014年 11月 04日
 

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