堀内朗/西場晋也:COEXIST SELECT公募展 |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2009年 9月 09日 |
今回の公募展に寄せられた沢山の応募の中から、見事選ばれた2名のアーティストの展示は必見。立体と絵画の魅せる空間は、両作家のエネルギーに満ち溢れている。
「西馬晋也」作品 アートギャラリーという空間の中に存在する畑。 土も最小限のサイズを突き詰め、30cm×30cm×45cmに縮小した畑。 その中に突き刺さっている大根。 まるで畑の中から切り取って移送されたかのようだ。 なぜ大根が逆さなのか? なぜ大根なのか? 突っ込みどころが満載なこの展示は一見の価値がある。 それぞれの意味をこの作品に込めて、次にどう変化していくのかが楽しみだ。
「堀内 朗」作品 船、 波、 海の見える景色、 彼の作品を年代別に追いかけると、作品の見え方が面白い。 伊豆の自然の中で生活をしながら生み出される作品。 昔の作品と今の作品では視点が変化している。 伊豆の山から見える町並みのはずが、なぜか異国を思わせる建物が中に描かれている。 日本にいながら心の旅をしているかのようだ。 「海」を通して地球は繋がっている。 そして彼の近年の作品には見るものに懐かしさを与えてくれるだろう。 心が和む作品だ。
全文提供: gallery COEXIST
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最終更新 2009年 9月 01日 |