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幻獣神話展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 8月 15日

開田裕治「火竜ヒルデガルド」
2004年
デジタルプリント
350×350mm

50余名の作家によって、姿を現す幻のファンタジー

幻獣とは、神話の中で描かれる空想上の生き物。巨大な怪獣やモンスター、天狗や河童に代表される妖怪や妖精、古今東西の世界中で古代神話や童話、UMA(未確認動物)など都市伝説として広まり、語り継がれてきた物語の中に存在する幻の生態系。決して近付くことを許さぬその神秘性は、私たちを惹きつけてやみません。

時には恐ろしく、優しく、ユーモラスでコミカルな存在として、魅力あふれるキャラクターとして、実は身近に感じられてきた幻獣。想像上でしか生きることのできない存在に胸を焦がし、まだ見ぬ生き物がどこかに存在するのではないだろうか、と憧れをふくらませる…誰もが一度は、映画やアニメ、小説、ゲームに登場する姿を見て、そういった感情になったことがあるのではないでしょうか。そして、知的好奇心が追い求めるアイコンと言うべき、見てはいけないエロスや神話のアイテムとして、イメージの自由を羽ばたかせる力を持っているのです。

今展では、多彩なジャンルから集まった、個性豊かな世界観を持つ作家たち50余名が幻獣に内なる命を与えます。国内外の伝説や物語から、あるいは作家自身の創造から具現化された、崇高な畏怖を感じるほどの耽美なその形態…神話の中におけるその存在の進化を目撃していただけるでしょう。絵画、イラスト、立体作品の他、グッズアイテム、書籍を販売いたします。会場内に広がる、幻想的な饗宴をぜひお楽しみください。


<出展予定作家>

アオガチョウ、浅沼テイジ、麻宮騎亜、愛実、いしいひさいち、石黒亜矢子、伊藤潤二、江本創、大石容子、太田翔、岡健之、開田裕治、勝国彰、加藤龍勇、木下雅雄、木村龍、CLICK CRACK、小島文美、寒河江智果、清水イズ、蚩尤、杉本一文、添田一平、高橋葉介、タカヤマトシアキ、槻城ゆう子、Deino、デハラユキノリ、とやまみーや、永野のりこ、西川伸司、NeQro、衣、花上貴之、林美登利、雛菜雛子、百武朋、藤ちょこ、まいけるからわた、前田ヒロユキ、丸尾末広、丸山浩、マンタム、緑川美帆、向川貴晃、森園みるく、諸星大二郎、山脇隆、夢路キリコ、横田守 ほか


全文提供:Bunkamuraギャラリー
会期:2014年8月20日(水)~2014年8月27日(水)
時間:10:00 - 19:30
会場:Bunkamuraギャラリー
最終更新 2014年 8月 20日
 

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