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うえむら:オルタナティブ日暮里
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Published: July 03 2014
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このたび、うえむら 個展「オルタナティブ日暮里」を開催いたします。

「まだこれから これからが日暮里」

終末を迎えた日暮里・・・人々は救いを求め“西”を目指す。
うえむらが描くもうひとつの日暮里。

うえむらの作品は、一見すると往年の漫画家を思わせるタッチですが、それは単に技術的な模倣ではなく、消費されるイメージが幾層もの濾過を経て作家に蓄積された朧げな記憶それ自体ともいえるでしょう。佇む少女、写実的な背景、添えられる言葉たちが織りなすコントラストは、鑑賞者の記憶をそっと呼び起こし、多面的な物語をみせてくれます。

これまでの「オルタナティブ日暮里」シリーズは“日暮里”という語感に触発され描かれてきましたが、本展ではうえむらが初めて実際の日暮里の地を踏み、そこで得た情報をもとに新作を制作します。

日暮里の風景や地名、そして何よりそこに漂う雰囲気を体感して制作される新作は、現実の日暮里と重ね合わさりながらも、私たちが知らないもうひとつの日暮里を描き出してくれるでしょう。

会期中には、「みんなの空想地図」の著者である今和泉隆行氏をお招きし、架空の物語と現実の土地が鑑賞者の中でどのように物語を構成するのかを探ります。

[作家プロフィール]
うえむら|作家
1989年生まれ。茨城大学人文学部卒。東京在住のイラストレーター。人がいままで押されたことのないツボを押すことを生きがいに、主にWebサイトやtumblr上でイラストなどを公開。今年6月には個展「ぬか床」(大阪中津シカク)を開催。また、作品集「おやすみまでのいくつかの瞬間」を発売。

HP:http://megusurigirl.web.fc2.com/
tumblr:http://uemulagirls.tumblr.com/


青木彬|キュレーション
1989年生まれ。東京都出身。首都大学東京インダストリアルアートコースにて芸術学を専攻。「ひののんフィクション」「川俣正TokyoInProgress」などのアートプロジェクトの企画・運営に携わる。現在は都内の公共劇場で演劇の制作やワークショップの運営を行う。

今和泉隆行|トークゲスト|「みんなの空想地図」著者、通称:地理人
1985年鹿児島市生まれ。その後の多くを東京都日野市で過ごす。通称「地理人」。7歳ごろから、実在しない都市の地図(空想地図)を描き始める。淡々と描き続けるうちに、現在制作中の「中村市」の地図に専念する。大学では地理学、まちづくりを専攻し、教育系NPOにも関与。IT企業のサラリーマンを経て、現在は空想地図制作、デザインを行うかたわら、空想の舞台の地図制作も承っている。

【関連イベント】

アーティストトーク
うえむら×今和泉隆行

日程:7月18日(金) 19:30〜
料金:1,000円(ワンドリンク付き)予約不要

全文提供:HAGISO


会期:2014年7月11日(金)~2014年7月30日(水)
時間:12:00-21:00
休日:7/14、7/21、7/28
会場:HAGISO

Last Updated on July 11 2014
 

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