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レイモン・サヴィニャック:パリの街が愛したポスター
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 7月 01日

「Bal des Affiches ポスター舞踏会」
1986年 リトグラフ
サヴィニャックの作品展のポスター。彼を一躍有名にした≪牛乳石鹸 モンサヴォン≫の雌牛が、恩師カッサンドルが描いた≪デュボネ(お酒)≫のキャラクターとダンスを踊っています。人生における大切な出会い。カッサンドルへの感謝が表れています。

人々を笑顔にする、ポスター作家のアイデアとユーモア

パリを愛し、パリに愛されたポスター作家、レイモン・サヴィニャック。2002 年、94歳でこの世を去るまで、生涯現役のポスター作家として様々な企業のポスターを手掛けた彼の持つ大きな力は、たくさんのアイデアとユーモア。当時パリの街角は、彼のそのアイデアとユーモアで溢れていました。

人々を陽気にするユーモアという力は、街行く人を笑顔にし、毎日の生活にワクワクする予感をもたらします。単純明快なデザインとポップな色使い。彼はそのポスターで1つのアイデアを変幻自在にあやつり、そのものの持つ1番の魅力を伝えました。

広告代理店の台頭により、ポスター作家とクライアントとの距離が離れていった1970年代、彼はその状況でもなお、自らが信じた方法でポスターを描き続けます。

彼のポスターでまるで魔法のように愛おしく輝き出す商品たち。20世紀最大のポスター作家レイモン・サヴィニャックのポスターは私たちに呼びかけます。「ハッピーに行こうよ。」と。

本展では、多数のオリジナルポスターに加え貴重な原画作品を展覧販売いたします。また、フランスの\"美しいガラクタ\"ブロカント、企業が広告用に作成した当時のアドバタイジンググッズも併せて販売。Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭開催中の館内で、会場はパリの蚤の市さながらの賑やかさに。

サヴィニャックが愛したパリを、そしてパリに愛されたサヴィニャックの世界を存分にお楽しみください。

【ギャラリートーク開催!】
7/15(火)、17(木) 各日15:00~
サヴィニャックの世界的コレクター山下純弘氏をお迎えし、作品についてのお話はもちろん、彼のアイデアとユーモアの秘密に迫る貴重なお話を伺います。

※事前予約不要
※上記の時間に直接Bunkamura Box Galleryへお越しください。

全文提供:Bunkamura Box ギャラリー


会期:2014年7月12日(土)~2014年7月21日(月)
時間:10:00 - 19:30 ※最終日は17:00まで
会場:Bunkamura Box ギャラリー

最終更新 2014年 7月 12日
 

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