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音の記憶 -Craftsmen Symphony-
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 6月 26日

夢陶(陶器)

手づくりが奏でる音とアートのシンフォニー

木工、ガラス、陶磁など、様々な素材とデザインを通じて創り上げる“音”の世界。それは、目で見た時のリラックス感や心地良さ、そして今にも音色が聴こえてきそうな楽しげな雰囲気を放ちます。本展は、Bunkamura Gallery にて定期的に開催している「Bunkamura craft collection」から輩出した作家を中心に、多方面で活躍している8名のアーティストによる“音”をテーマにした作品を展開します。

“音”は、自然音、効果音、声など様々な形となり環境に根付いていますが、“音”の芸術である音楽は、心を豊かにするものの一つとしてアートと同様に、作家にとって最大のテーマとなりそうです。各作家が“音”からインスピレーションを得て創る作品は、誰でも親しみのあるテーマを落とし込むことで、“アート”を身近に取り入れることの楽しさも発見出来るでしょう。“音”と“アート”の融合は、私たちにどのような形を見せてくれるのでしょうか。

会場は、ファッション雑貨から家具、食器やオブジェを展開。プリザーブドフラワーが空間全体を彩るので、エレガントで優雅な時間を演出します。表現方法こそ様々ですが、そこに“音”というテーマが重なることで心地良いハーモニーを生み出します。この機会にご堪能下さい。

≪出品予定作家≫

■Aiken Drum(ウッドバッグ)
工房名は、イギリスの古い歌「月に住む人…その名はAiken Drum…」の歌からネーミングされる。この歌のように温かく優しい夢を持ちながらをテーマに、木を使用したファッション雑貨や小物を制作している。

■アトリエ KATS(アクセサリー)
素材の力と独自のデザインで、色彩の果てしない世界を追求している。「装う」ということを唯一のテーマに表現しており、スワロフスキーエレメント、ヴィンテージクリスタル、チェコガラス、チャイナガラスを使用したアクセサリーを制作している。

■井崎正治(木工)
生まれ育った場所のかつての名称を残した「工房塩津村」を設立。食器や家具はもとより彫刻、絵画にいたるまで幅広い分野で活躍。長野県にある旅館 三水館などの建築空間も手掛けている。

■家風(椅子)
金属や木などの素材を中心にオリジナルの家具やインテリア雑貨のデザイン・制作・内装などを手がけている。使用する者、時、場所によってかたちを変え、色を変える、そんな作品群を生み出すことをテーマに制作を続けている。

■工房アンダンテ(木工)
音楽の魅力を木で表現している。音楽や楽器をモチーフにした家具や、魅力的なデザインのスピーカーなど、シックで新しい感覚のインテリアアートを展開。

■新村竜也 (ガラス)
イタリアの伝統的なテクニックを踏まえ、グラフィカルで美しい表現を心懸け、色彩豊かで、かつオリジナリティのある器やオブジェを制作している。

■花ぐるみ(フラワーコラージュ)
フレッシュのみならずプリザーブド、アートフラワーをシーンによって使い分ける多彩な表現力が持ち味。インテリアコーディネーター&インテリアスタイリストとしても活躍中。

■夢陶(陶器)
音楽演奏をモチーフにしたオブジェや器を展開。作品から音を感じさせる作風で人気が高い。今回、聴こえてほしい音は「プラ・プラ・凛」。


全文提供:Bunkamura Box ギャラリー
会期:2014年6月28日(土)~2014年7月9日(水)
時間:10:00~19:30 ※最終日は18:00まで
会場:Bunkamura Box ギャラリー
最終更新 2014年 6月 28日
 

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