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美術館のこども部屋ver.2 アートな宿題
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 6月 13日

南薫造《小童》1909(明治42)年

●「美術館のこども部屋」について
美術館のこども部屋は、美術館の中にこどもが楽しめる展示室を作ろうという企画です。
本展では、作品に対する自由な発想、自由な楽しみ方を発見し、多様な価値観を持った、豊かなコミュニケーションの可能性を引き出すことを目的としています。

●「ver.2 アートな宿題」について
本展は、昨年開催した「美術館のこども部屋ver.1 ケンビの宝物。名作ってなんだろう?」の続編となる展覧会です。
本展では、学校教育における主要な4教科である国語、算数、理科、社会を切り口に当館のコレクションを展示しています。これは、子供達の身近にある事柄と美術作品を関連させることで、より美術作品に親しみをもってもらうことを目的としています。
展覧会の切り口を主要な4教科とする一方で、展覧会の中には美術鑑賞で有効とされている鑑賞方法をいくつも散りばめています。例えば、作品に対する自分の考えや感じ方をもとに鑑賞する 「意味生成的な美術鑑賞」もそれにあたりますが、その他、同じ主題でありながら異なる表現、複数の作品を比較しながら鑑賞するいわゆる「比較法」を取り入れた展示や展示された作品の中で、ある共通点をみつける「分類法」など、作品の予備知識がなくとも作品に興味を持つことのできる一種の仕掛けを作っています。これらは、さまざまな展覧会へ応用の可能な、まさにアートを楽しむための魔法です。
さらに、展覧会会場の入り口では、ワークシート「アートな宿題」を子供達に手渡します。そこには、美術館のルールはもちろん、美術館からの宿題として、鑑賞をうながす“きっかけ”を掲載しています。ワークシートを鑑賞の補助教材として、鑑賞を進めることで、自分なりに作品を楽しむ方法を発見してもらえれば幸いです。


全文提供:広島県立美術館
会期:2014年5月29日(木)~2014年9月23日(火)
時間:9:00ー17:00 ※金曜日は、20:00まで ※入館は、閉館の30分前まで
休日:月曜日(特別展会期中及び祝日、振替休日は開館)
会場:広島県立美術館
最終更新 2014年 5月 29日
 

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